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Parse Serverで匿名認証を行う

NCMBは2024年3月末をもって終了します

Parse ServerはオープンソースのmBaaS(mobile Backend as a Service)です。NCMBと仕組みが似ており、移行先としてお勧めしています。自分で立てるか、Parse Serverのクラウドサービスも利用できます。

Parse Serverでも匿名認証(ID、パスワードを利用しない認証)を提供しています。NCMBで利用しているIDをそのまま移行できそうなので、参考にしてください。

Parse Serverの設定

匿名認証はデフォルトで有効です。もし無効にする場合には、以下の2つの選択肢があります。

  • 環境変数で PARSE_SERVER_ENABLE_ANON_USERSfalse にする
  • 設定のJSONで enableAnonymousUsersfalse にする

JavaScript SDKでの匿名認証の実装

次はクライアント側の実装です。以下はJavaScript SDKを利用した例です。

ファイルの読み込み

Parse SDKを読み込みます。

<script src="https://npmcdn.com/parse@4.3.1/dist/parse.min.js"></script>

認証処理

認証はログイン、新規登録ともに同じコードで行います。 Parse.AnonymousUtils.logIn を呼び出すだけです。

const user = await Parse.AnonymousUtils.logIn();

他の言語での実装

他のSDKでの実装については、下記を参照してください。Unityは見つかりませんでした。

データについて

ユーザーのデータは _User クラスに保存されます。また、IDに関する情報は authData に保存されます。この辺りはNCMBと同じです。

Parse Serverのデータ

{
  "anonymous": {
    "id": "3626c0a4-4497-459a-b020-dd0a3f4732f0"
  }
}

NCMBのデータ

{
    "anonymous":{
        "id":"ab2b5a2b-3c0e-49c0-a0e8-71bcf630257c"
    }
}

データの違い

データはParse Server、NCMBともに同じです。同じIDを利用すれば、データの移行も可能でしょう。

まとめ

Parse Serverで匿名認証を行う方法を紹介しました。Parse Serverは、NCMBと仕組みが似ており、移行先としてお勧めしています。移行に伴う変更量が、他のサービスと比べて少なく済むはずです。

匿名認証はIDが流用できそうなので、データの移行に利用できる可能性がありそうです。

中津川 篤司

中津川 篤司

NCMBエヴァンジェリスト。プログラマ、エンジニアとしていくつかの企業で働き、28歳のときに独立。 2004年、まだ情報が少なかったオープンソースソフトの技術ブログ「MOONGIFT」を開設し、毎日情報を発信している。2013年に法人化、ビジネスとエンジニアを結ぶDXエージェンシー「DevRel」活動をスタート。