これからAndroidアプリを開発してみたいと思う方向けに、何を用意すれば良いかを紹介します。今回の記事を参考に、まずは環境や必要なものを揃えてください。
必要なPC・OSの種類
Androidアプリを開発するならば、まずPCが必要です。PCはデスクトップ、ノートPCどちらでも構いません。また、OSはWindowsやmacOS、Linuxのいずれでも大丈夫です。LinuxはCUIではなく、デスクトップ環境が必要です。
開発環境
Androidアプリを開発する際には、IDE(統合開発環境)というソフトウェアを利用します。これは大きく分けて2つあります。
Android StudioはAndroidが公式に提供するIDEです。無料で利用できます。
IntelliJ IDEAはコミュニティエディションが無料で利用できます。企業であれば有料版を使います。Android Studioは、このIntelliJ IDEAをベースにして作られています。
開発言語
Androidアプリを開発するのに利用される言語は以下の2つです。これは公式にサポートされている言語です。
- Java
- Kotlin
Javaは最初にAndroidが登場した時から公式サポートされていたプログラミング言語です。Java自体、歴史が長いプログラミング言語であり、現在も進化しています。
Kotlinは○年から公式サポートされることになったプログラミング言語です。IntelliJ IDEAを開発するJetbrain社によって開発されているプログラミング言語になります。
KotlinとJavaと互換性があり、Kotlinの方がJavaよりもシンプルに書けます。KotlinはJavaのライブラリが使えるので、これまでに作られた多くのライブラリをKotlinでも利用できます。
どちらの言語を使うかは好みによります。実際に書いてみて、手になじむ方を使えば良いでしょう。
その他の選択肢
他のプログラミング言語/フレームワークを利用する選択肢もあります。
フレームワーク | プログラミング言語 |
---|---|
Flutter | Dart |
React Native | JavaScript |
Unity | C# |
Cocos2d-x | C/C++ |
これらはマルチプラットフォーム(WindowsとmacOSなど)で開発でき、かつiOSとAndroid両方に対応したフレームワーク・プログラミング言語です。開発環境は自分で構築必要がありますが、これらを利用することでiOS向けにも同時に開発できます。
なお、iOS向けに開発する際にはmacOSが必要になります。
あると便利なもの
以下は必須ではありませんが、本格的に開発する際には欲しいものです。
Android実機
Androidの開発環境ではエミュレーター(PC上で動くAndroid)が使えます。ほぼ実機のように動作しますが、位置情報やカメラなどの利用は実機とは異なります。よりきちんと動作確認を行う際にはAndroidの実機が必要でしょう。
Android開発者ライセンス
Android開発者ライセンスの登録は25ドル(一回のみ)かかります。iOSのように毎年更新する必要はありません。開発者ライセンスがなくともAndroidアプリを開発できますが、アプリストアでリリースする際には必要です。
まとめ
Androidアプリを開発する際には、まずPCが必要です。ただしOSは幅広く選択できますので、安価なPCでも開発をはじめられるでしょう。そして、できれば実機があった方が良いです。
AndroidアプリはPCさえあれば、すぐにはじめられます。ぜひAndroidアプリ開発をはじめてみてください!