UnityのAssetとして配信されていたBoltがUnity ビジュアルスクリプティングという名前になって本体に取り込まれました。これまでC#のコーディングが必要だった部分がビジュアルエディタを使ってノーコードで作れるようになっています。
そうした流れもあり、ノーコードでゲーム開発を行えるサービスやソフトウェアが増えています。この記事ではそうしたサービスをまとめて紹介します。
- Unity ビジュアルスクリプティング
- GB Studio
- Microsoft TileCode
- Buildbox
- GDevelop
- Adventure Creator
- Construct 3
- Stencyl
- RPG MAKER UNITE
- まとめ
Unity ビジュアルスクリプティング
Unity標準で搭載されているビジュアルスクリプティング環境です。ノードを組み合わせることで、プログラミングを書かずにロジックを構築できます。
プログラミングを書かずに済む分、プログラマー以外の方にとっては敷居が下がることでしょう。
GB Studio
ゲームボーイ用のゲームが開発できます。開発できるゲームはRPGやアクションゲームなど幅広いです。ゲームボーイエミュレーター向けにROM出力したり、Webで遊べるように出力できます。
Microsoft TileCode
ドット絵のアクション、パズル、シューティングゲームなどが開発できます。Webブラウザだけで開発できるのがメリットです。UF2という形式でゲームをダウンロードできるので、各種対応マイコンデバイスで遊べます。スマートフォンはWebブラウザで遊べます。
Buildbox
2Dまたは3Dのゲームを開発できます。アクションゲームやシューティングゲーム、バランスゲームなど幅広く開発できるようです。テンプレートも充実しており、カスタマイズしてゲームを開発できそうです。
無料版もありますが、有料版(月19.99ドル〜)にするとアドネットワークがカスタマイズできたり、アプリ内課金が利用できます。
GDevelop
オープンソースなので無償で利用できます。対象は2Dのアクションゲームになります。Android、iOS、Steam、Webなど幅広いプラットフォームに対して出力できます。
Free and Easy Game-Making App | GDevelop
Adventure Creator
Unityと組み合わせてアドベンチャーゲームを開発できます。アドベンチャー部分をAdventure Creatorが担うので、ビジュアルは2D/3DどちらでもUnityで開発する仕組みです。
Adventure CreatorはUnity Asset Storeにて88ドルで販売されています。
Construct 3
2Dアクションゲームが開発できます。ロジックはノードを組み合わせるようですが、JavaScriptで自作も可能なようです。企業の収益によって、無料〜有料のライセンスに分かれています。ビジネスの場合は4.39万円/年となっています。
2Dアクションゲームとしては、スーパーマリオ風に横に進むものや、上から見下ろすゲームも開発できます。
Game Making Software - Construct 3
Stencyl
2Dアクションゲームが開発できます。ロジックはSketch風のUIで組み立てることができます。ゲームはiOS/Android向けに配信可能です。GUIアプリケーションで開発します。
無料版の場合はWebのみ、年間99ドルでデスクトップ、年間199ドルでモバイルアプリまで開発できるライセンス形態になっています。
Stencyl: Make iPhone, iPad, Android & Flash Games without code
RPG MAKER UNITE
昔からあるRPGツクールは着実に進化を遂げており、次期バージョンはRPG Makerという名前に変わります。そして、エディタがUnityになることが発表されています。つまりVisual Scriptingと同じようにUnity上で動作し、RPGゲームが開発できます。
もちろんUnityで開発するので、スマホアプリはもちろんのこと、デスクトップやWebアプリケーションとしても出力できるでしょう。
まとめ
ノーコードであれば、アイディアさえあればプログラミングを覚えずにゲーム開発をはじめられます。Unityと組み合わせたものであれば、ビジュアルはUnityで構築し、ロジックはノーコードで実現できます。
ノーコードでは得手不得手がありますので、開発できるゲームジャンルを見定めた上で利用するのが良いでしょう。サーバーサイドにデータを保存したい、プッシュ通知を使いたい時にはニフクラ mobile backendをぜひご利用ください。