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Google App Script用SDKでファイルアップロードに対応しました

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Google App ScriptはGoogleスプレッドシートなどで使えるプログラミング言語になります。マクロ的な使い方もできますし、外部サービスと連携したり、GETやPOSTを使ったWeb APIインタフェースを追加することもできます。

Google App Script用SDKはv8エンジン版を開発中です(v8エンジン非対応版は開発停止中)。今回はファイルストアへのアップロードに対応しましたので、その方法を紹介します。

コードについて

コードはNCMBMania/ncmb_gas: Google Apps Script(v8対応版)のコードです。にアップロードしてあります。TypeScriptで書かれています。

コードは google/clasp: 🔗 Command Line Apps Script Projects を使ってGoogle Apps Script用のコードに変換しています。

使い方

スクリプトのIDは 1Z8Lezd0OS6qm9W0EVQxBGx1gztqD14kXPfQxycr_rc2atOfKujiWZe7I になります。基本的に最新版を使うようにしてください。

初期化

以下はプリフィックスをNCMBとした場合のコードです。

const ncmb = NCMB.init('APPLICATION_KEY', 'CLIENT_KEY');

ファイルアップロードについて

アップロード機能は公式のJavaScript SDKに似せています。

テキストデータのアップロードは次のように行います。

ncmb.File.upload('test.csv', 'test1,test2');

バイナリの場合は次のようになります。例えばGoogle Driveからファイルを取得して、そのままアップロードできます。

const png = DriveApp.getFileById('14c...w94');
ncmb.File.upload('test.png', png);

Google Driveでアプリ用のアセットを管理しておいて、まとめてアップロードするのにも使えます。

まとめ

Google Driveは格安なストレージサービスでもあります。ファイルを管理しておいて、それをアプリ側に転送するのにGoogle Apps Script SDKが活躍するはずです。ぜひご利用ください!

中津川 篤司

中津川 篤司

NCMBエヴァンジェリスト。プログラマ、エンジニアとしていくつかの企業で働き、28歳のときに独立。 2004年、まだ情報が少なかったオープンソースソフトの技術ブログ「MOONGIFT」を開設し、毎日情報を発信している。2013年に法人化、ビジネスとエンジニアを結ぶDXエージェンシー「DevRel」活動をスタート。