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Flutter(Dart)用NCMB SDKの機能について(会員登録、ログイン処理)

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非公式ですが、Flutter(Dartでも)で使えるNCMB SDKを開発しています。

ncmb | Dart Package

今回は会員管理における会員登録とログイン、ログアウトについて解説します。

SDKのインポート

まずはSDKをインポートします。pubspec.yamlは以下のように記述します。

dependencies:
  ncmb: ^0.0.9

コードでは次のようにインポートします。

import 'package:ncmb/ncmb.dart';

Flutterであれば flutter pub get 、Dartであれば pub getでライブラリをインポートできます。Visual Studio Codeであれば、エディタからインポートできるでしょう。

SDKの初期化

次にSDKを初期化します。

NCMB ncmb = new NCMB('YOUR_APPLICATION_KEY', 'YOUR_CLIENT_KEY');

会員登録処理について

会員登録処理はsignUpByAccountメソッドを使います。現時点ではID/パスワード認証のみサポートしています。

var userName = 'aaa';
var password = 'bbb';
var user = await ncmb.User.signUpByAccount(userName, password);

ログイン処理について

ログインはloginメソッドを使います。こちらも現時点ではID/パスワード認証のみサポートしています。

user = await ncmb.User.login(userName, password);

ログアウト処理について

ログアウトは logout メソッドを使います。これは単にセッショントークンを削除するのみです。

user.logout();

セッショントークンについて

セッショントークンは会員登録、ログイン処理に成功すると自動的に保存されます。この値は ncmb.sessionToken にて確認できます。

まとめ

データストアでは様々な型が使えます。現時点で足りないのはリレーション型くらいでしょう(実装はちょっと面倒)。今後、さらにバージョンアップを行っていきます。なお、ソースコードは下記のリポジトリにて公開しています。ライセンスはMIT Licenseです。ぜひFlutterでもNCMBを活用してください!

NCMBMania/ncmb-dart: NCMB library for Dart and Flutter.

中津川 篤司

中津川 篤司

NCMBエヴァンジェリスト。プログラマ、エンジニアとしていくつかの企業で働き、28歳のときに独立。 2004年、まだ情報が少なかったオープンソースソフトの技術ブログ「MOONGIFT」を開設し、毎日情報を発信している。2013年に法人化、ビジネスとエンジニアを結ぶDXエージェンシー「DevRel」活動をスタート。