Google Chromeではセキュリティ強化のため、scriptタグを動的に生成するタイプのブックマークレットは利用できなくなっています。そのため、管理画面を便利にするブックマークレットが各種利用できなくなっています。
そこでGoogle Chrome機能拡張にすることで、ブックマークレット同等の機能を実現しました。今回はデータストアのデータを削除する機能について紹介します。
動作について
動作は次のようになります。機能拡張をインストールしていると、値を消すボタンが表示されます。このボタンを押すと、フォーカスが当たっているフィールドの値が削除されます。
これはフォーカスが当たっていれば、文字列や日付、数字、位置情報でも削除できます。上記のアニメーションのようにポインターやリレーションでも削除できます。
利用法
現在はChromeアプリとして登録していないので、自分でインストールする必要があります。まずGitHubリポジトリに移動して、Zipファイルをダウンロードします。ダウンロードしたら解凍します。
Google Chromeのメニューで機能拡張を選択します。
機能拡張画面でデベロッパーモードにします。
そしてパッケージされていない機能拡張を読み込むを選択して、先ほど解凍したフォルダを選択します。
うまくいけば機能拡張がインストールされます。
制限
この機能拡張は https://console.mbaas.nifcloud.com 以下でのみ動作します。また、処理は値をnullとして更新しています。元々レコードを作成した直後の場合、 (undefined)
と出ますが、それとも多少異なるデータ型になります。
この機能は管理画面のAPIを使っていますので、APIコール数を消費しません。また、ACLは無視して処理されます。
ライセンス
ライセンスはMIT Licenseです。依存ライブラリとしてjQuery、FileSaver.jsを使っています(どちらもMIT Licenseです)。
まとめ
機能的にはまだ多くありませんが、これまでに作成したブックマークレットを追加していく予定です。Google ChromeでmBaaSの管理画面を利用されている方はぜひお使いください。