iOS SDKはこれまでと異なり、CocoaPodsでインストールが可能になっています。とはいえ、CocoaPods非対応のプロジェクトであったり、cocos2dでニフティクラウド mobile backendを使おうと思った場合には従来通りのFrameworkファイルの方が使い勝手が良いでしょう。
ということで、iOS SDKのリポジトリでは、リリース時にFrameworkファイルを配布するようになっています。今回はこちらを使ったニフティクラウド mobile backend利用法を解説します。詳細はクイックスタート(iOS)のSDKをframework形式で利用するをご覧ください。
必要なもの
Frameworkファイルをダウンロードする
GitHubのiOS SDKリポジトリにあるreleasesをクリックします。
Xcodeで新規プロジェクトを作成する
次にXcodeで新規プロジェクトの立ち上げ、または既存のプロジェクトを開きます。そしてBuild Phasesをクリックし、さらにLink Binary With Librariesの+をクリックします。
ニフティクラウド mobile backendを使ってみる
実際にニフティクラウド mobile backendを使う場合は、使うソースファイルにて、
#import <NCMB/NCMB.h>
と記述します。
そして例えばデータストアを使う場合には次のように記述します。
[NCMB setApplicationKey:@"APPLICATION_KEY" clientKey:@"CLIENT_KEY"]; NCMBQuery *query = [NCMBQuery queryWithClassName:@"TestClass"]; [query whereKey:@"message" equalTo:@"test"]; [query findObjectsInBackgroundWithBlock:^(NSArray *objects, NSError *error) { if (error == nil) { if ([objects count] > 0) { NSLog(@"[FIND] %@", [[objects objectAtIndex:0] objectForKey:@"message"]); } else { NSError *saveError = nil; NCMBObject *obj = [NCMBObject objectWithClassName:@"TestClass"]; [obj setObject:@"Hello, NCMB!" forKey:@"message"]; [obj save:&saveError]; if (saveError == nil) { NSLog(@"[SAVE] Done"); } else { NSLog(@"[SAVE-ERROR] %@", saveError); } } } else { NSLog(@"[ERROR] %@", error); } }];
APPLICATION_KEYとCLIENT_KEYは管理画面から取得できるものと差し替えてください。
いかがでしょうか。1.0系の場合、JSONKitなどの取り込みも必要でしたが2.0系からはそのような手間もなくFrameworkファイルの取り込みだけで完了します。より手軽になったiOS SDKをご利用ください!