ここ最近盛り上がっているIoT(Internet Of Things:モノのインターネット)ですが、市場規模が大きいだけにどう関わっていくかが大事になります。ガジェットを作る企業もあれば、そのガジェットを作るための仕組み(クラウドファンディング)を作る人もいます。そんな中、ニフティが注目しているのがIoT×mBaaSの可能性です。
相性はとてもいい
IoTは通常、ごくごく小さなデバイスになります。ウェアラブルであったり、コンセントの近くに置いておけるもの、ボタン電池一つで一年間は放置しておけるものもあります。そしてセンサーを備え、リアルにあるデータ(気温や湿度、位置情報、近くのBluetoothデバイスなど)を収集します。小さく、バッテリーも小さいので常時外部からの接続を待機するような使い方は向きません。そこで使えるのがmBaaSです。
M2Mでも使える
IoTの一面としてM2M(マシン to マシン)があります。IoTデバイスから別なIoTデバイスに情報を発信し、自動連携させる仕組みですが、この時にもmBaaSが活用できます。M2Mで問題になるのが相互プロトコルになります。IoTデバイスは一般的に組み込み系で、柔軟なカスタマイズには対応できません。そのためプロトコルが異なるとM2Mによる連携がとれなくなります。
プッシュ通知
IoTにおいてスマートフォン、タブレットの役割は重要です。iBeaconのような技術もBluetoothが使われていますし、ウェアラブルデバイスも単体利用よりもスマートフォンを操作するものが多いようです。そしてスマートフォンの便利な機能にプッシュ通知があります。
温度や湿度が閾値を超えたり、侵入検知があったなどという場合にスマートフォンに対するプッシュ通知はとても役立ちます。しかしiOSやAndroidのプッシュ通知をIoTデバイスに組み込むのはとても大変です。ソケット通信をしたり、トークンの管理もあります。
いかがでしょうか。今やIoTデバイスは至るところ、多種多様に存在します。それに伴ってデータ量も爆発的に増えています。それらのデータをどう扱い、そこからどんな役立つデータを導くかが重要です。分析はともあれ、ストリーミングで流れてしまっているデータをmBaaSに保存しておくだけでも後で役立てられる可能性があります。
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