ニフクラ mobile backend(mBaaS)お役立ちブログ

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IoT × mBaaSはとても相性がいいんです

ここ最近盛り上がっているIoT(Internet Of Things:モノのインターネット)ですが、市場規模が大きいだけにどう関わっていくかが大事になります。ガジェットを作る企業もあれば、そのガジェットを作るための仕組み(クラウドファンディング)を作る人もいます。そんな中、ニフティが注目しているのがIoT×mBaaSの可能性です。

相性はとてもいい

IoTは通常、ごくごく小さなデバイスになります。ウェアラブルであったり、コンセントの近くに置いておけるもの、ボタン電池一つで一年間は放置しておけるものもあります。そしてセンサーを備え、リアルにあるデータ(気温や湿度、位置情報、近くのBluetoothデバイスなど)を収集します。小さく、バッテリーも小さいので常時外部からの接続を待機するような使い方は向きません。そこで使えるのがmBaaSです。

IoTデバイスからmBaaSに対して定期的にデータを保存し、データ解析はmBaaS上のものを使うという方法がお勧めです。ニフティクラウドmobile backendのデータストアはスキーマレスで、データ構造が不定形でも柔軟にデータ保存が可能です。

IoTデバイスはバッテリーも小さいですが、データストレージもごく小さいものが多いです。マイクロSDやFlashドライブを使っても数十GB程度で、リアルタイムに蓄積されるデータをすべて保存することはできません。そこでデータを蓄積しつつ、定期的にmBaaSにバッチで出力し、既存データは消去するというのはいかがでしょうか。

M2Mでも使える

IoTの一面としてM2M(マシン to マシン)があります。IoTデバイスから別なIoTデバイスに情報を発信し、自動連携させる仕組みですが、この時にもmBaaSが活用できます。M2Mで問題になるのが相互プロトコルになります。IoTデバイスは一般的に組み込み系で、柔軟なカスタマイズには対応できません。そのためプロトコルが異なるとM2Mによる連携がとれなくなります。

その共通プロトコルになりえるのがmBaaSではないでしょうか。いわばM2C2M(間にクラウド=mBaaS)を挟み込んだ形です。mBaaSはHTTPプロトコルで、かつRESTfulでデータを取得、作成が可能です。データはもちろん写真やファイルなどのバイナリデータも保存できます。

機械同士が直接通信するのではなく、間にmBaaSを挟むことで他のデバイスを含め、さらに柔軟に連携がとれるようになるはずです。さらに理想を言えばmBaaSがHTTPだけでなくMQTTまでサポートしていると望ましいです。

プッシュ通知

IoTにおいてスマートフォン、タブレットの役割は重要です。iBeaconのような技術もBluetoothが使われていますし、ウェアラブルデバイスも単体利用よりもスマートフォンを操作するものが多いようです。そしてスマートフォンの便利な機能にプッシュ通知があります。

温度や湿度が閾値を超えたり、侵入検知があったなどという場合にスマートフォンに対するプッシュ通知はとても役立ちます。しかしiOSやAndroidのプッシュ通知をIoTデバイスに組み込むのはとても大変です。ソケット通信をしたり、トークンの管理もあります。

そこで使えるのがmBaaSのプッシュ通知です。mBaaSを使った場合、デバイストークンの管理はもちろんプッシュ通知の送信もクラウド上でできます。RESTfulなインタフェースなので、データを登録するのと同じ感覚で使えるのがメリットです。


いかがでしょうか。今やIoTデバイスは至るところ、多種多様に存在します。それに伴ってデータ量も爆発的に増えています。それらのデータをどう扱い、そこからどんな役立つデータを導くかが重要です。分析はともあれ、ストリーミングで流れてしまっているデータをmBaaSに保存しておくだけでも後で役立てられる可能性があります。

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