こんにちは。NCMB Unity SDKエヴァンジェリストの一條です。
昨年冬から最近にかけて、NCMB採用のカジュアルゲームアプリが一気に3本も登場しました。NCMBの使い方解説とあわせて、それぞれご紹介します!
今回の「Unity x NCMBなゲームアプリ紹介」は...
- Solokus
- トワの塔
- dupris
の3本です!
Solokus
『Solokus』は、様々な形をしたブロックを四角いフィールドにうまく敷き詰めるパズルゲームです。ブロックの色は4種で、「同じ色のブロックは隣り合わせず、斜めの角一点だけで接点を持たなくてはならない」という縛りがあります。はじめこそサクサクと進めることができますが、だんだんブロックが回転可能になったりギミックが増えてくるので、考えるのが楽しくなってきます。 ブロックがピタッとはまる瞬間が楽しくて、ついつい次へ次へとやってしまう中毒性があります。ステージ数は、かなりのボリュームで用意されています。
NCMBは、ステージのクリア率表示に利用いただいています。 「データストア」機能を使って、何人のプレイヤーがそのステージをクリアしたか集計し、パーセンテージで示しています。
こうすることで、「難しかったステージはみんなやっぱり詰まってる」「これだけの人がクリアしてるんだから解放が見つけられるはず」といった、パズルを解くモチベーションにつながります。
また、「リッチプッシュ通知」もご利用いただいております。 これはプッシュ通知を受け取ってユーザーがタップすると、特定のURLへジャンプさせることができる機能です。
『Solokus』の場合は、アプリのアップデートがあった際にこのリッチプッシュ機能をご利用いただいたようで、通知をタップすると自動的にアプリストアが開くようになっています。
プレイヤーに更新を促したい場合、リッチプッシュは非常に有力な手段です。
トワの塔
『トワの塔』はターンベースのローグライクゲームで、魔物を倒しながらどんどん塔を登っていきます。ダンジョンは自動生成です。移動・攻撃はスワイプするだけの簡単操作ですが、ダンジョンをクリアするごとに能力強化のアイテムをもらえるため、先の進行を考えながら進めていく戦略性もあります。
NCMBは、塔ごとの『周回数ランキング』に利用いただいています。 「データストア」機能でデータを集めし、一日一回集計しているそうです。
ゲームアプリへの全国ランキング実装は、実はNCMBで最も実装しやすい部類であったりします。先月Global Game Jamがあった際、"とにかく1種類のランキングをできるだけ早く導入する"というテーマで、便利スクリプトを公開しています。
[GGJ向け]Unityゲームに全世界スコアランキングを速攻で実装する
ぜひ、みなさまのアプリにもランキング機能を実装してみてください。
ちなみに、本作のクレジット画面のほうに、NCMBの記載を入れていただきました。
NCMB for Unity SDKはApache 2.0ライセンスなので、このようにしてゲームの「クレジット」「権利表記」などに書いていただければ幸いです。
こちらは落ちモノパズルです。最大の特徴は点数が上がっていくと操作盤面が倍々に増えていく、というシステムです。私は落ちモノパズルがあまり得意ではなく2画面までしか到達しなかったのですが、極めるととんでもないことになります。
Crazy Dup!!!モードで116894点取ったよ! #dupris iOS版 https://t.co/cF40O6SjLg Android版 https://t.co/hLQYfOVSsI pic.twitter.com/PLgnjIpOTi
— hacha (@hacha) 2017年1月10日
NCMBは、スコアランキングに利用いただいています。
「会員管理」機能でユーザー個々のデータ保存、「データストア」機能でスコア集計トランキング表示を実装していただいているようです。
また、『dupris』はアップデートでニコニコスマホSDKのUnityプラグインを導入し、動画実況がアプリから直接できるようになりました。
すごいのは、ただ生放送ができるだけではなく、視聴者がコメントでゲームの内容に干渉できる機能です。以下,メーカー発表文から。
視聴者から「しかく」や「まる」などのコメントを受けると、そのブロックが降ってきます。「まるまるまるまるまる」なんて弾幕コメントが流れてくると……さあ大変。 果たして邪魔か手助けか、ゲームを通して視聴者と戯れよう!
個人的に、ゲームアプリの視聴者連動はこれからどんどん熱くなってくる分野だと思っています。
この記事をご覧いただいた皆様。もし開発中のアプリがありましたら、NCMBを含めた様々なオンラインシステムをゲームに組み込んで、プレイヤーの挑戦心を刺激してみましょう!