こんにちは!新入社員の平出です!
皆さん、Swiftでアプリ開発してますか!?アプリを作ってみたは良いけど、ログイン機能はサーバー連携が必要で、実装するのが面倒くさいなあと思っていないでしょうか?そうした、メンドクサさを省いてくれるサービスがあるんです!それがニフティクラウドmobile backendというクラウドサービスです。今回はニフティクラウドmobile backendを使ってSwiftアプリへログイン機能を組み込むサンプルアプリを作りました。こちらを用いて、チュートリアル形式でログイン機能の組み込みが体験できます!ぜひ、試してみてください!
ニフティクラウドmobile backendとは?
ニフティクラウドmobile backendとは、mBaaS(mobile backend as a Service)と呼ばれるクラウドサービスで、スマートフォンアプリでよく利用される汎用的な機能をクラウドから提供するサービスです。
クラウド上に用意された機能をAPIで呼び出すだけで利用できるので、サーバー開発・運用不要でよりリッチなバックエンド機能をアプリに実装することができます。 ここからはニフティクラウドmobile backendではなくmBaaSと呼ばせていただきます。iOS SDKも用意しており、Swfitからも簡単に利用できます。
今回の概要
mBaaSの『会員管理機能』を利用してSwiftアプリにログイン機能を実装したサンプルプロジェクトの紹介となります。
今回は以下4つの手順で進めて行きたいと思います。
- mBaaS会員登録とアプリ作成
- サンプルプロジェクトのダウンロード
- サンプルプロジェクトにAPIキーを設定
- 動作確認
尚、今回は下記内容にて動作確認をしています。
- Mac OS X 10.10(Yosemite)
- Xcode ver. 7.2.1
- Simulator ver. 9.2
それでは、始めましょう!
1.mBaaS会員登録とアプリ作成
まずはmBaaSの会員登録を行いましょう。登録ができたらログインをすると下図のように「アプリの新規作成」画面が出るのでアプリを作成します。
アプリが作成されると下図のような画面になります。
この2種類のAPIキー(アプリケーションキーとクライアントキー)はXcodeで作成するiOSアプリにmBaaSを紐付けるために使用します。作成確認後に会員情報が保存される場所も確認しておきましょう。
2.サンプルプロジェクトのダウンロード
githubでボタンをクリックし、さらに
ボタンをクリックしてサンプルプロジェクトをMacにダウンロードします。ダウンロードしたフォルダを開き、
をダブルクリックしてXcodeを開きます。
上図のような画面が開きます。
3.サンプルプロジェクトにAPIキーを設定
画面左のファイル一覧から「AppDelegate.Swift」を開いて、先程mBaaSのダッシュボード上で確認したAPIキーを貼り付けます。
それぞれ「YOUR_NCMB_APPLICATION_KEY」と「YOUR_NCMB_CLIENT_KEY」の部分を書き換えます。この時、ダブルクォーテーション(")を消さないように注意してください!書き換え終えたら保存しておきましょう。
4.動作確認
いよいよ動作確認ですね!まずはXcode画面で左上の実行ボタン(三角の再生マーク)をクリックします。
※Xcodeのバージョンが古い場合「import NCMB」にエラーが発生し、上手くSDKが読み込めないことがあります。その場合は【Swift】SDKの読み込みにuse framework!が使えない場合の対処方法をご覧いただき、別の読み込み方法をお試しください。
シミュレーターが起動したらLogin画面が表示されるので、初回は「SignUp」ボタンをクリックして、会員登録を行います。
「User Name」と「Password」の2つを入力してボタンを押します。会員登録が成功するとログインされ、下記画面が表示されます。これでmBaaS上に会員情報が作成されます!
※万が一ログインに失敗した場合は、画面にエラーコードが表示されるのでこちらよりエラー内容を確認してください。
「Logout」ボタンを押すとログアウトして元の画面に戻ります。登録された会員情報を使ってLogin画面からログインが可能です(操作は同様です)。保存に成功したら、mBaaSのダッシュボードから「会員管理」を確認してみましょう!
プッシュ通知もお手のもの
mBaaSを使ってのログイン機能実装、いかがだったでしょうか?mBaaSでは、この他にもプッシュ通知など様々な機能も利用できます!また、Objective-Cでのドキュメント(会員管理)もご用意していますので、そちらも併せてご活用ください!
最後までお読みいただきありがとうございました!