非公式なコマンドではありますが、コンソール上で動作するNCMBクライアントのncmbコマンドが複数ファイルのアップロードに対応しました。使い方としては次のようになります。
ncmb file upload /path/to/upload_dir/*
そうするとアップロードされたファイルを表示します。
Upload successful. index.html Upload successful. ncmb.2.1.0.min.js
後はHTTPS経由でアクセスできます。
用途
用途として考えているのは、mBaaSを使った静的ファイルの公開です。プッシュ通知であればリッチプッシュ時のWebサイト公開であったり、利用規約やヘルプなどの頻繁にアップデートするコンテンツなどをホスティングする場としてファイルストアが使えます。
その際、できあがった一つ一つのコンテンツ(HTML、JavaScript、CSS、画像など)を管理画面でアップロードするのは面倒ですし、漏れが発生する可能性があります。そんな時にディレクトリを指定してncmbコマンドを使えばすべてのコンテンツがアップロードできます。
注意点
ファイルストアはフォルダを使った階層構造を解釈できません。すべて同じルートディレクトリに展開されます。例えば、
<script src="js/index.js"></script>
となっている場合は、
<script src="index.js"></script>
としてフォルダを使わない状態で構築しなければなりません。
また、管理画面のファイルストアの設定でHTTPS公開を許可してください。
ファイルストアを使えば任意のコンテンツをHTTPS経由で配信できます。HTML、JavaScript、CSSが公開できれば簡単なWebページを公開することができるでしょう。ncmbコマンドを使えば簡単に公開作業もできるはずです。