3月28日に第3回mBaaSもくもく会を行いましたのでそちらのイベントの報告をします。 もくもく会とは、みんなで集まり思い思いの開発を行うイベントで、開発中に周りの方への相談や懇親会・LTで横のつながりもできるイベントなんです!
※LT中の風景
今後もこのような横のつながりを作るイベントを開催していきます。下記のようにDoorKeeperのコミュニティから募集をしておりますのでご興味ある方はぜひご登録を!↓ ニフティクラウド mobile backend DoorKeeperコミュニティ
さて、今回のもくもく会はLT発表が充実していましたので、そちらからご報告しますっ!
LT発表・懇親会
今回は3人のユーザーさんからLT発表をいただきましたのでそちらをご紹介いたします。
「スクリプト」でメールを配信!
最初にLT発表をいただいたのは株式会社構造計画研究所の佐藤さん 実は佐藤さんは、メール配信サービス「SendGrid」を提供されています。そう中の人! 今回のLTはmBaaSの「スクリプト」を使って、SendGridのAPIを叩いた話でした。
http://www.slideshare.net/awwa500/mbaas-60110893
そもそもSendGridのようなAPIでは認証用にAPIキーを発行するシステムであるため、そのキーをクライアントに置きたくないそうです。しかしスマートフォンアプリからAPIを叩く際には、クライアント側にキーを置かないようにするためにわざわざサーバーを構築する必要があり一つ課題となっていました。それをmBaaSの「スクリプト」で解決できたそうです。
※SendGridで推奨される使い方
今回は佐藤さんの趣味もあり、ガ○パンの1シーンを再現するプロジェクトを作っていただき、そのデモまでしていただきました!具体的には音声合成のAPIを使い文字化したテキストを「スクリプト」に投げ込み、そのテキストをメールで配信するデモになります。
※デモの構成図
因みに、この発表以外にも佐藤さんには本記事に関連したブログも執筆していただいています。そちらもぜひご参照ください! ニフティクラウドmobile backendを使ってスマホアプリからメールを送信する方法
SwiftでParseとmobile backendを使い比べた!?
次にLT発表をいただいたのは酒井さん
※LT中の酒井さん
「mBaaSの基本的な扱い方の事始めparse.comとNCMBの使い方比べ」というタイトルでSwiftで利用する際のParseとmBaaSの比較がテーマでした。
http://www.slideshare.net/fumiyasakai37/m-baasparsecomncmb
酒井さんはアプリ開発をされている方で以前まで、Parseを使ってアプリを開発をされていました。しかしParse終了に伴いmBaaSへの移行をされたそうです。
※酒井さんのアプリ
LTの中で話題になっていたのがmBaaSとParseのSDKが非常に似ているため、変更の際は感覚的に行えるということでした。だたファイルストアの部分についてサーバー側の仕様が違うのでそこだけ考える注意する必要があるとのことでした。
※ファイルストレージでの両社の違い
ちなみに酒井さんはSwiftビギナーズ倶楽部といいうコミュニティでもご活躍されている方です。こちらのコミュニティにご興味ある方は下記のページからぜひ、ご確認ください。
mBaaSで地域振興をドライブ!
最後にLTをしてくれたのはCODE FOR NUMAZUの市川さん 市川さんは「さすけね」や「ふむふむ」など、自身のCivicTechプロジェクトでmBaaSを活用されいます。
http://www.slideshare.net/HiroyukiIchikawa3/civictechncmb
市川さんは今までのプロジェクトの中で使っていたnode.jsサーバーのプログラムを「スクリプト」に置き換えてみたそうです。そのなかで、「スクリプト」と親和性の高い使い方も見つけられたそうです。
※「さすけね」の仕組み
その使い方がデータ形式の変換だそうです。位置情報などのデータには様々な形式があるそうで、mBaaSにためたデータをそれらに変換するロジックの稼動場所として「スクリプト」が使えるとのことでした。
ちなみに市川さんはCODE FOR NUMAZUの代表をされています。この団体では4月9日(土)に「ラブライブ!サンシャインin沼津市マッピングパーティー!」を開催するそうなのでご興味あるかたは下記からぜひお申し込みください。
※地図データとの相性を語る市川さん
次はもくもく会のご報告です
今回のもくもく会は皆さんがかなり集中して開発されていました。「Swift作ったアプリのParseからmBaaSへ移行をすすめたい」、「「スクリプト」を使えるようになりたい」「ラズパイからmBaaSにデータを入れたい」など明確な目標を持たれていたからかもしれません。
※かなり黙々と開発をすすめていました。 実際に成果発表では、「Swiftでの使い方が少し分かった」、「「スクリプト」のnode.jsが難しかった」など目標達成できた人も、次回に課題を残す人もいらっしゃいましたが、皆さんそれぞれ進捗がありました!
最後に繰り返ししますが、今後もこのような横のつながりを作るイベントを開催していきます。下記のようにDoorKeeperのコミュニティから募集をしておりますのでご興味ある方はぜひご登録を!↓ ニフティクラウド mobile backend DoorKeeperコミュニティ