前回のリッチプッシュ通知ではプッシュ通知の飛び先としてURLを指定しました。そのため、HTMLファイルなどを配置する必要があります。自分でサーバを持っている場合は良いですが、わざわざそのために用意したり、アップロードする仕組みを考えるのは面倒ですよね。
設定を変更する
まずコンソールにログインして、アプリ設定のファイルストアを開きます。ここに公開ファイル設定というのがありますので、HTTPSでの取得を有効にします。
ファイルをアップロードする
次にファイルストアを開いてHTMLファイルなどをアップロードします。ファイルをドラッグ&ドロップすると自動的にMimeタイプやファイル名が入力されます。この時の注意点として、パーミッションを全員が読み込みできるように指定する必要があります。
ファイルを取得してみる
アップロードが終わったらファイルを取得してみましょう。パスは次のように決まります。
/applications/アプリケーションID/publicFiles/ファイル名
ここで、アプリケーションIDとはコンソール画面のURLにあるランダムな文字列になります。アプリケーションキーとは異なりますので注意してください。
https://mb.api.cloud.nifty.com/2013–09–01/applications/tGFiazdQVUVkawjo/publicFiles/randing.html
Webブラウザで開くとアップロードした画像ファイルも適切に表示されているのが分かります。後はこのURLをリッチプッシュで開くURLとして設定するだけです。
いかがでしたか。ファイルストアを使えばこうやって外部公開するファイルをホストしたり、音楽ファイルなどを配置することもできます。権限の設定をすればむやみに全公開になることはありません。
URLとしてHTTPSで公開されるのも安心感があるのではないでしょうか。スマートフォンの写真アップロード先として用いる他、こういう使い方もできますよというTipsでした。
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