先日、Facebookが開催する開発者向けイベントF8が行われました。その中ではmBaaSの一つであるParseについても新しい機能が紹介されています。
Parse Explorer
Parseを使ったアプリをデバッグするためのParse Explorerがリリースしました。APIアクセスに関する解析ツールで、各APIへのリクエストごとにレスポンスタイムを計測したり、さらにドリルダウンしてユーザごとに追いかけることもできるようです。大量のログデータに埋もれがちな個々のアクションを可視化するのが目的のようです。
Cloud Code Webhooks
いわゆるクラウド上にコードを載せるCloud Codeにて、メソッドごとに特定のURLをコールする機能が追加されました。元々Cloud Codeではセキュリティ上の問題からネットワーク機能が使えなかった覚えがありますので、それを改善するための策と思われます。特定のクラスに対するCRUD操作、特定のメソッド呼び出しをフックとして、コールされます。
Parse and React
Parse × Reactを組み合わせた使い方の紹介です。これはニフティクラウド mobile backendでも十分実現可能ですね。
Enhanced Sessions
複数のデバイスでアプリ(Parseを使っている)を利用している場合、そのいずれかのセッションを指定してログアウトさせることができるようになります。アプリではログアウトは殆どしないので、紛失時などに他のデバイスからセッションを削除できるのは便利そうです。
Parse for IoT
Parse × IoTということでArduino SDKがリリースされています。Arduino Yún(WiFiモジュール付きArduino)限定ということで、Arduino Unoなどでは動きません。組み込み対応のC SDKがGitHubにてリリースされており、これを使ったSDKになります。組み込みSDKはRaspberry PIなどでも動作します。
IoTを考えた時にArduinoが本当に良いのかは分かりませんが、ネットワークを介したデータ保存が手軽にできるようになるのは面白そうです。ニフティクラウド mobile backendもまた負けていられませんね!