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2022年に起こるAndroid界隈での変化

2022年になりました。皆さま、明けましておめでとうございます。

iPhoneが2007年に登場してスマートフォン市場が形成されてから、もう15年が経とうとしています。その間、様々な変化が起き、スマートフォンやタブレットは大きな進化を遂げています。Androidはその間、様々なデバイスで動作するようになっており、意外と身近なデバイスにもAndroidが搭載されていることも少なくありません。

今回はそんなAndroid界隈で予定されている2022年の変動をまとめてみました。

Android 12 (Go edition)のリリース

Android 12はすでにリリースされていますが、それを改良し、低価格帯のAndroidでも使えるようにするのがGo editionと呼ばれています。その特徴は次のようになります。

  • Android 11と比べてアプリが30%高速に立ち上がり、アニメーションもスムーズに
  • アプリを自動でハイバネーションすることでバッテリーを長時間もたせる
  • Go appが自動的にファイルをアップロードし、30日間は復元可能に
  • コンテンツによって翻訳する、聞くなどの機能をナビゲーション
  • Nearby Shareを使ってアプリを手軽に共有、ダウンロード
  • ゲストユーザー機能
  • 新しいプライバシーダッシュボード

A closer look at Android 12 (Go edition)

Android 13のリリース

Android 13(プロジェクト名Tiramisu)はまだ公開されていませんが、いくつかのリーク情報が出てきています。以下はExclusive: This is our first look at Android 13 “Tiramisu” and some of its upcoming featuresからの新機能予想です。

  • アプリごとに言語の切り替え
  • 通知がオプトイン化
  • 新しいバッテリー管理システム
  • ロック画面での時計表示カスタマイズ

https://www.youtube.com/watch?v=F8-a64-oC_o

Google Play Games on PCの開始

Google Playで公開されているゲームをWindowsでも遊べるようにするGoogle Play Games on PCがリリース予定です。対象はWindows 10以降になるようです。同じような仕組みはAmazonでも予定されていますが、本家のストアであればゲームの本数は圧倒的に多くなるでしょう。

Google Play Games、2022年にWindows PCで利用可能に - Engadget 日本版

マイナンバーカード搭載スマホの発売

現在はマイナンバーカードをスマートフォンに読み込ませられますが、2022年にはマイナンバーカードを搭載したスマートフォンが発売予定です。なお、健康保険証の代わりには使えないようです(将来的に対応も予定されています)。

マイナンバーカードのスマホ搭載は2022年度にAndroidから!

3Gの停止

スマートフォンで3Gのみというのは最早ないと思いますが、2022年には3Gの終了がアナウンスされています。これによって、スマートフォンへの切り替え需要が増えることが予定されます。

ホンダがAndroid Automotive OSを搭載した車種を販売

ホンダはGoogleとの提携を強化し、Android Automotive OSを搭載した車種を2022年から販売開始します。なお、Android Autoは別途Androidデバイスを持っていることが前提で、Android Automotive OSは通信回線を持っているのでスマホが不要で利用できます。Android Automotive OSはカーナビだけでなく、車全体の情報系OSとして動作するものになります。

ホンダ、主要車種に「Android」搭載 Googleと連携強化: 日本経済新聞

Surface Duo向けにAndroid 11を提供開始

元々2011年中を予定していましたが、リリースが間に合わなかった模様です。また、予定ではさらにAndroid 12も提供予定とのことです。企業向けの製品になるので、アップデートが遅れてしまうのはSurface Duo 2の信頼性にも関わってきそうです。

Microsoft fails to deliver Android 11 for Surface Duo before the end of 2021 | Windows Central

まとめ

Androidはスマートフォンやタブレットに限らず、様々なデバイスで動作しています。今年はWindows上でも使えるようになり、さらに稼働プラットフォームが広がるでしょう。マウスやキーボードなど、スマートフォンとは異なったUXが求められますが、Androidアプリさえ開発できれば、多くの環境へアプリを配信できるのは魅力的です。

2022年もぜひ、Androidアプリ開発にトライしてください。

ニフクラ mobile backendではAndroid向けにJavaKotlinUnityMonacaに対応したSDKを提供しています。公式SDKではありませんが、React NativeFlutter向けのSDKもあります。ぜひ皆さんのアプリ開発に利用してください。

中津川 篤司

中津川 篤司

NCMBエヴァンジェリスト。プログラマ、エンジニアとしていくつかの企業で働き、28歳のときに独立。 2004年、まだ情報が少なかったオープンソースソフトの技術ブログ「MOONGIFT」を開設し、毎日情報を発信している。2013年に法人化、ビジネスとエンジニアを結ぶDXエージェンシー「DevRel」活動をスタート。