写真やテキストファイル、動画などをアップロードできるファイルストアですが、ベースはデータストアと同じようなデータ構造です。しかし、データストアで利用できる条件がすべて利用できる訳ではありません。
この記事ではファイルストアで利用できる検索条件を紹介します。もっと自由にファイルストアを使いこなしてください。
ファイルストアで取得できるオブジェクトの構造
ファイルストアで検索を行うと、次のような結果が返ってきます。
{ "results":[ { "fileName":"ttl_mb.png", "mimeType":"application/octet-stream", "fileSize":6325, "createDate":"2013-09-24T00:44:49.245Z", "updateDate":"2013-09-24T00:44:49.245Z", "acl":{ "*":{ "write":true, "read":true }, "AAA":{ "write":true, "read":true } } } ] }
このオブジェクトの項目はすべて検索条件として利用できます。
フィールド名 | 意味 |
---|---|
fileName | ファイル名 |
mimeType | コンテンツタイプ |
fileSize | ファイルサイズ |
createDate | 作成日時 |
updateDate | 最終更新日時 |
検索例
同じ拡張子のファイルだけを取得する
正規表現検索と組み合わせることで、同じ拡張子のファイルを選択できます。
ncmb.File .regularExpressionTo('fileName', '.*\.png') .fetchAll();
サイズが大きいファイルだけを選択する
ファイルサイズを使った絞り込みです。以下は1KB以上のファイルを選択する条件です。
ncmb.File
.greaterThanOrEqualTo('fileSize', 1024)
.fetchAll();
mimeTypeで絞り込み
拡張子と似ていますが、mimeTypeで絞り込みも行えます。
ncmb.File .equalTo('mimeType', 'text/plain') .fetchAll();
まとめ
ファイルストアは指定したファイルをダウンロードするだけでなく、検索条件を指定することで、より柔軟なファイル取得が可能になります。ぜひ使いこなしてください。