PythonはIoT、機械学習をはじめ、幅広い分野で使われているプログラミング言語になります。JavaScriptと同様に、覚えておくと利用範囲の広いプログラミング言語といえるでしょう。
そんなPythonとNCMBを組み合わせる際に利用できる、Python SDKを開発しています(非公式)。まだまだ機能は少ないですが、徐々にバージョンアップしていきます。
今回はデータストアで扱えるデータ型を追加したので、その使い方を紹介します。
インストール
インストールはpipコマンドで行います。
pip install NCMB
初期化
初期化処理は次のように行います。
from NCMB.Client import NCMB ncmb = NCMB('YOUR_APPLICATION_KEY', 'YOUR_CLIENT_KEY')
NCMBObjectを作成する
データストアへデータを保存するためのNCMBObjectを作成します。
obj = ncmb.Object('Hello')
日付型の適用
日付型は datetime.datetime, datetime.date に対応しています。
obj.set('date', datetime.date.today())
位置情報の適用
位置情報は NCMBGeoPoint を使います。
geo = ncmb.GeoPoint(35.658611, 139.745556) obj.set('geo', geo)
ポインターの適用
ポインターは他のNCMBObjectを使うだけです。
obj2 = ncmb.Object('Other') obj2.set('name', '別なクラス') obj.set('pointer', obj2)
後は保存すればいいだけです。ポインター先のオブジェクトが未保存の場合は、まずそちらのオブジェクトが保存されます。
obj.save()
コードについて
Python SDKはオープンソース・ソフトウェア(MIT License)になります。GitHub - goofmint/ncmb_py: NCMBのPython SDKですにて公開されています。
まとめ
Python SDKを使うことで、IoTや機械学習分野でmBaaSを使いやすくなります。アプリと連携させたり、サーバ間でのデータやり取りなど、幅広くご利用ください。