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Swift SDKをPlaygroundで実行する

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Swift SDKのTipsです。Swift SDKを使うことで、Objective-C版のSDKをブリッジファイルを使う必要がなくなりました。この大きなメリットとして、Xcodeのプレイグラウンドを使って、NCMBのコードを簡単にテストできるようになったということがあげられます。

今回はSDKの導入とプレイグラウンドで実行する方法を紹介します。

Swift SDKの導入法

Swift SDKはCocoaPods向けに提供しています。Xcodeで新しいiOSプロジェクトを作ったら、Podfileを用意します。

# Uncomment the next line to define a global platform for your project
# platform :ios, '9.0'

target 'todoapp' do
  # Comment the next line if you don't want to use dynamic frameworks
  use_frameworks!

  # Pods for todoapp
  pod 'NCMB', :git => 'https://github.com/NIFCLOUD-mbaas/ncmb_swift.git'
end

そして pod install でSwift SDKをインストールします。

プレイグラウンドファイルを追加する

.xcworkspace ファイルを開いたら、New Fileを選択します。

f:id:mbaasdevrel:20210408153448p:plain

Playgroundの種類は必要に応じて選んでください。

f:id:mbaasdevrel:20210408153457p:plain

ファイル名は適当なものを設定してください。

f:id:mbaasdevrel:20210408153510p:plain

記述する

プレイグラウンドファイルを開いたらコードが書ける状態です。

f:id:mbaasdevrel:20210408153526p:plain

まずNCMBをインポートします。

import NCMB

そして初期化をします。

NCMB.initialize(applicationKey: "YOUR_APPLICATION_KEY", clientKey: "YOUR_CLIENT_KEY")

例えば次のようなコードでデータストアに保存できます。

let obj = NCMBObject(className: "Hello")
obj["message"] = "Hello, world!"
obj.saveInBackground(callback: { result in
    switch result {
    case .success:
        print(obj.objectId)
    case let .failure(error):
        print(error)
    }
})

f:id:mbaasdevrel:20210408153543p:plain

まとめ

データを保存したり、取得するといったコードをプレイグラウンド上で実行できれば、すぐに結果が確認できて便利です。バイナリファイルのアップロードなどは難しいですが、大抵のコードは実行できるでしょう。

プレイグラウンドを上手に使って開発を高速化してください。

中津川 篤司

中津川 篤司

NCMBエヴァンジェリスト。プログラマ、エンジニアとしていくつかの企業で働き、28歳のときに独立。 2004年、まだ情報が少なかったオープンソースソフトの技術ブログ「MOONGIFT」を開設し、毎日情報を発信している。2013年に法人化、ビジネスとエンジニアを結ぶDXエージェンシー「DevRel」活動をスタート。