ニフクラ mobile backend(mBaaS)お役立ちブログ

スマホアプリ開発にニフクラ mobile backend(mBaaS)。アプリ開発に役立つ情報をおとどけ!

mobile backendアプリ活用事例『つくばの公園』開発者インタビュー

f:id:mbaasblog:20201224140313p:plain

こんにちは、ニフクラ mobile backend 企画担当の伊藤です。

アプリ開発者にニフクラ mobile backend(以下、NCMB)の利用事例をお伺いするこのコーナー。
今回は『つくばの公園』の開発者、Jun Yamashitaさんにお話を伺いました。

f:id:mbaasblog:20201225155106j:plain

「つくばの公園」アプリ紹介

(App Store 概要より引用)

つくばには230を超える公園があり、人口あたり公園数は日本でもトップクラスです。 また、人口増加と宅地開発に伴いさらに拡充され続けています。
しかし、これだけたくさん公園があっても、意外と近所の公園については知らなかったりするものです。 また、公園によって設備・遊具の違いも大きく、目的とした設備・備品を探すのに意外と苦労することもあります。

このような悩みを少しでも解決できるように、遊具などの情報や駐車場の設備をもとにした公園検索アプリを開発しました。

では早速インタビューをさせていただきます!

開発しようと思ったきっかけはなんでしょうか?

つくばには元々、博物館を含め無料で行ける施設がたくさんありますが、一時期コロナの影響でそれらがすべて閉まってしまいました。

そんな中、コロナにおいても公園では引き続き遊ぶことができます。
実はつくばには日本でもトップクラスの数の公園がありますが、公園によって駐車場の有無や遊具の種類もそれぞれです。子どもが鉄棒の練習をしたいということで公園を訪れたのですが、実はすべての公園に鉄棒があるわけでもないんですよね。

どの公園にいけばどんなものがあるのか調べられるアプリがあると良いなあと思い、開発の勉強も兼ねて、「つくばの公園」アプリ開発を始めました。

つくばの公園の写真はご自身で撮影されたのですか?

はい、最初はつくば市提供のエクセルファイルをDLしてデータを用意していましたが、データ数が足りなかったのでどうせなら自分の足で制覇したいと思い自転車で朝から公園をいくつも回ったりして撮影しました。

こういうアプリを作る以上は、自分の目ですべて遊具などをチェックしたいと思いました。
なので一番大変だったのは200近くある公園をひとつひとつ見回ったことですね。。(苦笑)

最終的に230施設ぐらい掲載しています。

f:id:mbaasblog:20201225160023j:plain
地図に印をつけて回られたようです。冒険家みたいですね!

そんなに公園を回られたんですね。。1番のお気に入りの公園はどこですか?

1番の場所は秘密にしておきたいですね🙈(笑)

ただ、「前野赤城公園」*1という公園は
駐車場やトイレもあり、とてもいい場所です。筑波山も見えますよ。
普段はほぼ人がいないですし、おすすめです!

f:id:mbaasblog:20201225155106j:plain
Jun Yamashitaさんとお子さんで前野赤城公園で撮影されたお写真

もちろん「つくばの公園」アプリでも掲載されています。 f:id:mbaasblog:20201225155743j:plain

開発自体はどれくらいかかったのでしょうか?

1週間ぐらいだと思います。
まず2~3日で、実地調査するための調査用アプリを作りました。

NCMBは、サンプルが多く、今回のアプリ要件にマッチした「写真のアップロードをするサンプル」等もすでにあったので、それらを参考に実装しました。1~2時間調査しただけで、十分使えそうだと判断できました。

NCMBを知ったきっかけはなんですか?

teratailで時々NCMBに関する質問が出ていたので、日本にそういうサービスがあるんだなということは知っていました。

他社の同じようなサービスと比べると
単にドキュメント等が日本語だからというだけではなく、簡単に利用できるという点でかなりわかりやすい印象です。
また、料金プランが単純明快であり、かつ無料で利用できる Basicプランでも高度な開発が可能という点でNCMBに決めました。

NCMBを採用いただきありがとうございます!開発言語は何を使われましたか?

SwiftのSDKを利用しましたが、元々開発経験があるわけではなく、今年に入ってから本格的に使い始めました。
NCMBは基本的にサンプルが揃っていたので、シンプルな利用についてはサンプルをそのまま流用できました。

NCMBはサンプルが充実しており、プッシュ通知についてもキーチェーンの設定方法などまで含めて書いてあるので、かなり分かりやすかったです。

NCMBの機能は何を使っているのでしょうか?

データストアファイルストア匿名管理です。

データストアへはエクセルデータをインポートしたり、アプリ側には写真をタップすると撮影した写真をファイルストアへ保存するという機能などをつけました。

「つくばの公園」が、今後たくさんの方に使われるようになっていったら、「ほかの人はこの公園を見ています」といったようなレコメンド機能や口コミ機能等についても検討していきたいですね。

そういった機能も、NCMBであればフィールドを自由に拡張できるので、実装は難しくないと思います。

ありがとうございます、今後も楽しみです!「つくばの公園」はどのような方々に使っていただきたいですか?

日本の公園はさくらの木が多いので、お花見のシーズンになったら、みなさんに使ってほしいですね🌸

つくばは昔原生林だったので、野鳥も多いです。(先日キツツキも初めて見ました🐦!)
そういう新たな出会いをかなえる場所を提供できるアプリでありたいですね。

日向ぼっこに来ている方も多いので、安らげる場所などを知るためにも使えるかなと思います🌞

アプリについて、今後のアップデート予告などありましたらお教えください。

UIはもっとブラッシュアップしていきたいと思っています。
情報量も増やしていき、どんどんユーザビリティーを高めて
ユーザーさんが使いやすいようにアップデートをしていこうと思っています。

インタビューは以上になります、ありがとうございました!

Jun YamashitaさんのNCMBおすすめポイントまとめ

  • 単にドキュメントが日本語だからというだけではなく、簡単に利用できるという点でかなり分かりやすい!
  • 自分の開発中のアプリにそのまま流用できるサンプルが充実!
  • プッシュ通知についてもキーチェーンの設定方法などまで含めて書いてあるので、かなり使いやすい!
  • フィールドを自由に拡張でき、実装が簡単!
  • 料金プランが単純明快であり、かつ無料で利用できる
  • Basicプランでも高度な開発が可能

執筆を終えて

つくばは公園が多いことで有名ですが、多いからこそ
どこにどんな公園があるのかがわかりづらいと思います。
こちらのアプリをインストールさせていただきましたが、公園の写真や遊具、設備までアプリで見ることが出来て大変便利であると感じました! コロナ渦でお子さんの遊ぶ場所が少なくなっている中で生まれた素晴らしいアプリですね👏

実際にインタビューをさせていただくと、とても気さくにお話しして下さり、
ユーザビリティを一番に考えて開発されている印象でした。
今後もアップデート予定とのことですので、楽しみですね!

NCMBに関しても何度か
「NCMBはもっと多くの人に知ってほしいなあ。。。」と言ってくださりました!
もっと多くの方に知っていただけるよう、精進してまいります💪
Jun Yamashita様、ありがとうございました!

インストールはこちらから!

f:id:mbaasblog:20181005111552p:plain

伊藤みなみ

mobile backend企画担当。2018年4月、富士通クラウドテクノロジーズに新卒で入社。大学は文系でプログラミングは全くの未経験ですが、日々勉強しております!

*1:「つくばの公園」アプリで検索する際には、リスト画面右上の検索ボタン(ウインドウに虫眼鏡が付いているアイコン)をタップしていただき、検索条件で 「設備で検索する -> 駐車場」「遊具で検索する -> ロープウェイ」で絞ってみてください