アプリ開発をはじめようと思ったら、まずプログラミングエディタをダウンロードしてセットアップするところからはじめるでしょう。しかしクラウドIDEがその習慣をなくしてしまうかも知れません。
今回は最近になって続々登場しているクラウドIDEをまとめて紹介します。
- Visual Studio Codespaces
- GitHub Codespaces
- AWS Cloud9
- PaizaCloudクラウドIDE
- Codenvy
- goormIDE
- CodeTasty
- Coder
- StackBlitz
- まとめ
Visual Studio Codespaces
MicrosoftがリリースしたVisual Studio Codeをクラウドで実行する環境です。最低価格で月80ドル程度となっています。タブレットなどからも利用できるので、リソースのないマシンでも開発ができるでしょう。
Visual Studio Codespaces - クラウド IDE - コード エディター オンライン
GitHub Codespaces
GitHubのリリースしたサービスです。同じくVisual Studio Codeをベースとしています。GitHubリポジトリをそのままVisual Studio Codeで開くといった仕組みになっています。
AWS Cloud9
Cloud9はVisual Studio Codeではなく、Cloud9というWeb IDEを使っています。EC2やEBSの料金で利用できます。
AWS Cloud9(Cloud IDE でコードを記述、実行、デバッグ)| AWS
PaizaCloudクラウドIDE
クラウド上でコンテナを立ち上げ、その上でターミナルやIDEの実行ができます。LAMPやRuby on Rails、Djangoといった基本的な開発環境がすでに整った状態で立ち上がるので、すぐに開発に入れます。
クラウド開発環境 PaizaCloudクラウドIDE - クラウドIDEでWeb開発!
Codenvy
Eclipse Cheを利用したクラウドIDEになります。Dockerを使って実行環境が立ち上がります。PHPやNode.js、Javaなどの環境が立ち上がるので、開発環境を構築する手間がかかりません。
Codenvy | Cloud Workspaces for Development Teams
goormIDE
Google Appsとしても提供されているクラウドIDEです。コンテナが付属しているので、実行環境として利用できます。コードをシェアして、コラボレーションしながら編集も可能です。
goormIDE - A Powerful Cloud IDE Service
CodeTasty
サンドボックスの実行環境とクラウドIDEがセットになっています。コラボレーションも可能で、一つのコードベースを多人数で編集できます(有料プランのみ)。
Powerful IDE in the cloud | CodeTasty
Coder
Visual Studio CodeをWebブラウザ上で動作させる点はVisual Studio CodespacesやGitHub Codespacesと変わりません。元々クラウドサービスでしたが、エンタープライズ向けに戦略を切り替えているようです。
Coder - Automate Away Development Environments
StackBlitz
特にWebアプリケーション開発に特化したクラウドIDEを提供しています。StackBlitzもVisual Studio Codeをベースにしています。Webサーバもあり、実行結果をその場で確認できます。
The online code editor for web apps. Powered by Visual Studio Code. - StackBlitz
まとめ
Visual Studio Codeをベースにしたサービスがとても増えています。確かに利用者が増えていることもあり、操作性に戸惑うことなく使いこなせそうです。後は実行環境が付くことで、DevOpsを推し進める流れにも乗れそうです。無料枠があるサービスもありますので、新しい開発体験を試してみてください。