非公式ですが、Flutter(Dartでも)で使えるNCMB SDKを開発しています。
今回は匿名認証の使い方について紹介します。
SDKのインポート
まずはSDKをインポートします。pubspec.yamlは以下のように記述します。
dependencies: ncmb: ^0.1.3
コードでは次のようにインポートします。
import 'package:ncmb/ncmb.dart';
Flutterであれば flutter pub get
、Dartであれば pub get
でライブラリをインポートできます。Visual Studio Codeであれば、エディタからインポートできるでしょう。
SDKの初期化
次にSDKを初期化します。
NCMB ncmb = new NCMB('YOUR_APPLICATION_KEY', 'YOUR_CLIENT_KEY');
匿名認証について
匿名認証は ncmb.User.loginAsAnonymous
を使います。
await ncmb.User.loginAsAnonymous();
UUID形式の文字列を指定することもできます。
ncmb.User.loginAsAnonymous('10ec58a-a0f2-4ac4-8393-c866d813b8d1')
認証後のAPIリクエストには自動的にセッションIDが付与されるので、認証状態を気にせず利用できます。
認証状態の確認
認証に用いるセッションは一週間程度で有効期限が切れます。そこで以下のようにして認証状態を確認できます。
var user = await ncmb.User.CurrentUser(); if (user != null && (await user.enableSession())) { // セッションが有効 } else { // セッションが無効なのでログアウト処理 await user.logout(); }
まとめ
匿名認証はアプリ利用者の操作が不要で、ACLを使ったセキュアなデータ管理が可能になります。ぜひ使ってみてください。なお、ソースコードは下記のリポジトリにて公開しています。ライセンスはMIT Licenseです。ぜひFlutterでもNCMBを活用してください!