Android/iOSアプリをリリースする際には、申請作業が必要です。Androidは元々審査が緩かったのですが、幅広いユーザが利用するのに伴って、審査が厳格化するようになっています。情報も適切に入力しなければなりません。
そこで各プラットフォーム別に、必要な情報についてまとめました。なくてもいいものもありますが、ダウンロード数には大きく影響すると思いますのでできるだけ入力するようにしてください。
Androidの場合
まずアプリの基本情報です。これらの情報を含め、リリースする市場ごとに言語対応が必要です。翻訳機能もありますが、機械翻訳のままではユーザにとって喜ばしいものではないでしょう。
- タイトル(50文字)
- 簡単な説明(80文字)
- 詳しい説明(4000文字)
画像
アプリアイコンは高画質なものをPNGで、512x512のサイズで用意します。スクリーンショットはJPEGまたはPNGです。320〜3840pxのサイズで、少なくとも2枚のスクリーンショットが必要です(最大8枚)。プラットフォームは下記に分かれます。
- 電話
- タブレット
- Android TV
- Wear OS
この各プラットフォームごとに写真がアップロードできますので、最大64枚の画像をアップロードできます。
この他、下記のような画像もあります。
- フィーチャー グラフィック:横1,024x縦500(JPEGまたはPNG)
- プロモーション画像:横180x縦120(JPEGまたはPNG)
- テレビバナー:横1,280x縦720(JPEGまたはPNG)
- Daydreamの360度立体画像:横4,096x縦4,096(JPEGまたはPNG)
動画はYouTubeのURLを指定します。
分類情報
- アプリのタイプ
- カテゴリ
- タグ
- レーティング(年齢指定)
連絡先
- Webサイト
- メールアドレス
- 電話
その他
プライバシーポリシーのURLが必要です。また、アプリの価格を決める必要があります(プラットフォームごと)。
iOSの場合
iOSもAndroidと大筋では変わりません。
- アプリ名(30文字)
- サブタイトル(30文字)
- プロモーション用テキスト(170文字)
- 概要(4000文字以内)
- キーワード(100文字以内)
画像
画像はiPhone、iPadのものを用意する必要があります。アイコンは1024x1024で、JPEGやTIFF、またはPNGになります。iPhoneの場合、スクリーンショットは次のようになります。1枚は必要なので、最低2枚から審査への提出が可能です。
- 横1,242×縦2,688、1枚〜10枚
- 横1,242×縦2,208、1枚〜10枚
iPadの場合はさらに画像が多いです。詳しくはスクリーンショットの仕様 - App Store Connect ヘルプをご覧ください。
縦、横向きがある場合にはさらに種類が増えます。また、iOSでも動画を使ったアプリ紹介をサポートしています。
その他
その他、以下のURLを用意する必要があります。
- プライバシーポリシーURL
- サポートURL
- マーケティングURL
情報としては次のようなものが必要です。
- Copyright
- プライマリ言語
- カテゴリ
- レーティング
- 価格
まとめ
アプリ審査に提出するまでの情報の多さに辟易して、中途半端に入れて提出しても審査に落ちる可能性が上がってしまいます。こうした入力を代行してくれる業者もいますので、彼らに任せるのも一つの手でしょう。審査の厳しさに疲れてアプリリリースを諦めてしまうケースもあるといいます。せっかく作ったアプリを世に出すための最後の関門です。ぜひ突破してください!