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スクリプト機能である日突然エラーが出た場合にチェックして欲しいこと

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古いスクリプトを動作させていると、以下のようなメッセージが出ることがあります。

{
  "error":"6.11.1 is invalid version",
  "status":400,
  "code":"E400001"
}

このエラーへの対応方法を解説します。

スクリプトの実行環境をチェックしましょう

スクリプトではNode.jsまたはRubyが実行できます。どちらもバージョンを指定して実行できます。2020年02月現在、下記のバージョンが利用できます。

  • Node.js
    • 10.15.0
    • 8.15.0
  • Ruby
    • 2.6.0
    • 2.5.3

昔は6.11.1も使えていたのですが、スクリプトのバージョンアップに伴い、利用できなくなりました。そうした際にスクリプトを実行すると、上記で紹介したエラーメッセージが返ってきます。

バージョンを指定する

バージョンの指定は管理画面で行います。バージョンで指定可能です。

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バージョンを流動的にする

バージョンを latest にすれば、次に最新(現在であればNode.jsの場合は10.15.0、Rubyの場合は2.6.0)バージョンで動作します。この場合、バージョンが問題あるというエラーは出なくなりますが、バージョンアップに伴ってコードが不具合を起こす可能性もあるので注意が必要です。特にメジャーアップデートの場合、注意が必要でしょう。

まとめ

スクリプトはサーバサイドでコードを実行できる便利な仕組みですが、ずっと同じ環境で動作し続ける訳ではありません。スクリプトをテストする仕組みを用意しておき、定期的に実行してみるのがお勧めです。

中津川 篤司

中津川 篤司

NCMBエヴァンジェリスト。プログラマ、エンジニアとしていくつかの企業で働き、28歳のときに独立。 2004年、まだ情報が少なかったオープンソースソフトの技術ブログ「MOONGIFT」を開設し、毎日情報を発信している。2013年に法人化、ビジネスとエンジニアを結ぶDXエージェンシー「DevRel」活動をスタート。