ニフクラ mobile backendでは各種プラットフォーム向けにSDKを提供しています。現在、多くのSDKがオープンソース・ソフトウェアとして公開されています。
今回はそんな公式SDKとコミュニティで作られているサードパーティーSDKを紹介します。
公式SDK
公式SDKのライセンスはすべてApache License Version 2.0となっています。
iOS(Objective-C)
iOS向けのSDKはObjective-Cで開発されています。Swiftで使う場合にはブリッジのヘッダファイルを使います。インストールはCocoaPodsに対応しています。
iOS(Swift)
2019年にリリースされたSwift SDKです。Objective-Cとは異なり、ブリッジファイルは不要です。
Android(Java)
Android SDKはAndroid Studio向けに開発されています。Android 4.0〜6.0に対応しています(執筆時点)。配布されているJarファイルをコピーして利用します。
JavaScript
JavaScript SDKはWebアプリケーション、Monaca/Cordovaアプリ、node.js向けに開発されています。サーバ、クライアント、スマートフォンアプリと幅広く動作します。Webアプリケーションの場合、キーが見える状態になってしまいますので取り扱いには十分ご注意ください。
Unity
ゲーム開発においてよく使われているUnity向けのSDKです。プッシュ通知と使う場合にはiOS/Android SDKが必要になります。Unity 4.x/5.x系に対応しています。
非公式ライブラリ
非公式で作られているライブラリです。公式サポートは提供していませんのでご注意ください。また、基本的に未検証なのでその点も合わせて確認の上、ご利用ください。
PHP
PHP SDKはスクリプトの操作を含めて行えるものがリリースされています。
koyhoge/php-ncmb: NIFTY Cloud mobile backend SDK for PHP
WordPress
WordPressプラグインとして動作するライブラリです。mBaaS部分だけ取り出せばPHPスクリプトとmBaaSの連携が可能です。
ndyuya/ncmb-article-replication
Ruby
Ruby向けは2種類存在します。1つは拙作なので、もっとバージョンアップを早々に行っていきたいと思います…。
Node.js
軽量版のNode.js SDKです。データストアの操作に特化しています。公式SDKの1/9程度のサイズです。
Flutter
プッシュ通知機能が組み込まれているのでDartでは利用できません。Flutterでデータストア、ファイルストア、認証、プッシュ通知をサポートしています。
React Native
React Nativeでデータストア、ファイルストア、認証、プッシュ通知をサポートしています。
シェルスクリプト
CLIでNCMBの操作が可能です。Bash 3.x以上で動作するはずです。
Java
Androidではなくサーバサイドでの動作を想定したJava SDKです。
Excel VBA
WindowsのExcel上で動作します。データストアの操作、認証などが利用できます。
Google Apps Script
Googleスプレッドシートなどで使えるSDKです。データストア、認証、ファイルストア、スクリプトなどが利用できます。 1yWnb7GfYsBCR-MZvi6r-TOYv_y-AV4le5P7kaG5B3iZ5VNnSk9Q55pSJ
がライブラリのIDです。
Google Apps ScriptからmBaaSを使うNCMB for GASを作りました
Python
Python向けです。データストアの操作ができるようです。
fluentd
fluentdに送ったデータをmBaaSへ登録するプラグインのようです。
まとめ
以前に書いたのが2015年で、この5年でSDKの数が飛躍的に増えています。様々な環境でmBaaSを利用できるはずです。ぜひ活用してください。もし他にもありましたら、コミュニティまでお寄せください!