FJCT_ニフクラ mobile backend(mBaaS)お役立ちブログ

スマホアプリ開発にニフクラ mobile backend(mBaaS)。アプリ開発に役立つ情報をおとどけ!

Flutter(Dart)用NCMB SDKの機能について(データ取得)

f:id:mbaasdevrel:20200110154553p:plain

非公式ですが、Flutter(Dartでも)で使えるNCMB SDKを開発しています。

ncmb | Dart Package

今回はデータストアのfetchとfetchAllの使い方を紹介します。

SDKのインポート

まずはSDKをインポートします。pubspec.yamlは以下のように記述します。

dependencies:
  ncmb: ^0.0.6

コードでは次のようにインポートします。

import 'package:ncmb/ncmb.dart';

Flutterであれば flutter pub get 、Dartであれば pub getでライブラリをインポートできます。Visual Studio Codeであれば、エディタからインポートできるでしょう。

SDKの初期化

次にSDKを初期化します。

NCMB ncmb = new NCMB('YOUR_APPLICATION_KEY', 'YOUR_CLIENT_KEY');

クエリのインスタンス作成

初期化したら、クエリのインスタンスを作成します。この辺りはSwift/Objective-C/JavaなどのSDKに近いです。

var query = ncmb.Query('Item');

データを取得する

データを取得する際には fetchAll メソッドを実行します。返ってくるのは NCMBObject の List です。

var items = await query.fetchAll();

最初の一件だけを取得する場合には fetch メソッドを使います。

var item = await query.fetch();

まとめ

データストアのデータ取得ができるようになりました。今後、さらにバージョンアップを行っていきます。なお、ソースコードは下記のリポジトリにて公開しています。ライセンスはMIT Licenseです。ぜひFlutterでもNCMBを活用してください!

NCMBMania/ncmb-dart: NCMB library for Dart and Flutter.