非公式ですが、Flutter(Dartでも)で使えるNCMB SDKを開発しています。
今回はデータストアで扱える特殊な型の使い方について解説します。
SDKのインポート
まずはSDKをインポートします。pubspec.yamlは以下のように記述します。
dependencies: ncmb: ^0.0.8
コードでは次のようにインポートします。
import 'package:ncmb/ncmb.dart';
Flutterであれば flutter pub get
、Dartであれば pub get
でライブラリをインポートできます。Visual Studio Codeであれば、エディタからインポートできるでしょう。
SDKの初期化
次にSDKを初期化します。
NCMB ncmb = new NCMB('YOUR_APPLICATION_KEY', 'YOUR_CLIENT_KEY');
データストアのインスタンス作成
初期化したら、データストアのインスタンスを作成します。この辺りはSwift/Objective-C/JavaなどのSDKに近いです。
var item = ncmb.NCMBObject('Item');
特殊な型について
一般的な型としては文字列、数字、配列、オブジェクトが挙げられます。さらにデータストアでは次の型が利用できます。
日付型
日付はDateTime型になります。
item.set('time', DateTime.now())
データストア
データストアをポインターとして紐付けられます。
item.set('item', items[1])
位置情報型
位置情報検索に利用できる、位置情報型は ncmb.GeoPoint
で生成します。引数は最初が緯度、次が経度です。
item.set('geo', ncmb.GeoPoint(35.658611, 139.745556));
まとめ
データストアでは様々な型が使えます。現時点で足りないのはリレーション型くらいでしょう(実装はちょっと面倒)。今後、さらにバージョンアップを行っていきます。なお、ソースコードは下記のリポジトリにて公開しています。ライセンスはMIT Licenseです。ぜひFlutterでもNCMBを活用してください!