Java
JavaScript SDKでは認証やデータストア、ファイルストアなどmBaaSで提供するすべての機能が利用できます。JavaScript SDKだけを読み込めばいいので手軽な一方、全機能はいらないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は試しにデータストアの機能だけに特化したJavaScript SDKを作ってみます。この記事ではデータの保存方法について紹介します。
軽量版JavaScript SDKの使い方
ソースコードはNCMBMania/ncmb_js_light: 軽量版JavaScript SDKにあります。せっかくなのでコードはクラスベースのJavaScriptにしてあります。その関係もあって、データストアの使い方が従来のものではなく、iOSやAndroid版のSDKに近いものになります。
const applicationKey = 'e61...669'; const clientKey = '65c...247'; const ncmb = new NcmbDS(applicationKey, clientKey); (async () => { const hello = new ncmb.Object('Hello'); await hello .set('message', 'Hello, world!') .save(); console.log(hello); })();
保存時に objectId の有無によって新規保存と更新を分けていますので、新規保存と更新は両方とも save メソッドになります。
インストールは npm i ncmb-ds
にて行います。
軽量版の特徴
軽量版では外部ライブラリへの依存をなるべく減らしています。署名を作るところと、ネットワークアクセスに対して下記のライブラリを読み込んでいます。なるべくサイズの小さいものを採用しています。
- crypto-js
- node-fetch
サイズ
標準のJavaScript SDKは約1MBありますが、軽量版は12KBです。約80分の1となっています。軽量ならば読み込みも速く、より使いやすいでしょう。まだ機能は追加されますが、大きく肥大化することはなさそうです。
まとめ
データストアの機能だけを使いたいという要望は意外と多いです。IoTの文脈などは、軽量であればあるほど使いやすくなるでしょう。ぜひお試しください。