NCMBのスクリプト機能はNode.jsとRubyに対応しています。スクリプトはファイルをクラウド上にアップロードして使うのですが、手元の環境とクラウドでの環境が異なるために、手元では動いたのにクラウド向けに編集したり、うまく動かなくなったりします。これは相当ストレスです。
個人的にRubyで開発している時にクラウド上にファイルをアップロードしてテスト実行する度にトラブったので、開発用にNCMBMania/ruby-script-baseを作りました。そして同じ仕組みをNode.jsでも作りました。それがNCMBMania/node-script-dev-envで、使い方を解説します。
使い方
NCMBMania/node-script-dev-envをZipダウンロード、解凍します。
解凍した中にscript.jsというファイルがあります。ここにスクリプトのコードを記述します。初期内容は次のようになっています。
module.exports = function(req, res) { if (req.query.name) { res.send('Hello,' + req.query.name); } else { res.send('Hello'); } }
req.queryでGETで送られてくるパラメータの内容が取得できます。POSTの場合はreq.bodyになります。この内容は自由に変更してスクリプト開発を行ってください。
テスト
開発が終わったらテストしてみます。まず必要なライブラリをインストールします。
$ npm install
終わったらサーバを立ち上げます。
$ npm run start
サーバが立ち上がったら http://localhost:3000
でスクリプトのコードがテストできます。GETであればそのままWebブラウザからアクセスすれば良いでしょう。POST/PUT/DELETEメソッドの場合はcurlを使うのがお勧めです。
まとめ
後からExpressに組み込んだり、その必要なコードを準備するのは意外と面倒です。NCMBMania/node-script-dev-envを使って手軽に開発をはじめてください。スクリプトは無料プランでも月50,000回まで利用できます。
スクリプトの使い方についてはスクリプト (iOS) : 基本的な使い方 | ニフクラ mobile backendを参考にしてください。