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CLIでNCMBを操作するncmb.shがデータの登録、更新、削除に対応しました

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CLIで手軽にmBaaSにアクセスできるようにするBashスクリプトncmb.shをバージョンアップして、データの登録、更新そして削除に対応しました。

NCMBMania/ncmb-sh: CLIで使えるNCMB用のコマンドです

その使い方を紹介します。

データの登録

データの登録時には -d を使って登録するデータを指定します。この内容はJSONになります。

$ ./ncmb.sh -a b34...01e \
  -c 489...462 \
  -p Example \
  -d '{"name":"test", "Boolean": true}' \
  -m POST | jq
{
  "createDate": "2019-09-18T08:13:31.548Z",
  "objectId": "9n9tR5pv5vUeeSci"
}

データの更新

データの更新時には -d に加えて -i でデータのIDを指定します。

$ ./ncmb.sh -a b34...01e \
  -c 489...462 \
  -p Example \
  -d '{"name":"test", "Boolean": true}' \
  -i 9n9tR5pv5vUeeSci \
  -m PUT | jq
{
  "updateDate": "2019-09-18T08:20:11.900Z"
}

データの削除

データ削除は -i だけ指定します。返却値は何もありません。

$ ./ncmb.sh -a b34...01e \
  -c 489...462 \
  -p Example \
  -i 9n9tR5pv5vUeeSci \
  -m DELETE

jqとの組み合わせ

jqと組み合わせることで出力結果を見やすく整形できます。

注意点

Linux系の各種コマンドを使っていますのでWindowsでは動きません。WSLであれば動くかも知れませんが未検証です。

まとめ

コードはわずか80行程度でごく短いものです。これだけのコードでmBaaSにアクセスしてデータのCRUD操作が可能です。どのような仕組みになっているかぜひご覧ください。

NCMBMania/ncmb-sh: CLIで使えるNCMB用のコマンドです

中津川 篤司

中津川 篤司

NCMBエヴァンジェリスト。プログラマ、エンジニアとしていくつかの企業で働き、28歳のときに独立。 2004年、まだ情報が少なかったオープンソースソフトの技術ブログ「MOONGIFT」を開設し、毎日情報を発信している。2013年に法人化、ビジネスとエンジニアを結ぶDXエージェンシー「DevRel」活動をスタート。