Google Apps ScriptはGoogleスプレッドシートなどで使われるスクリプト言語です。JavaScriptに似ていますが、いくつかの制約や書き方の違いがあるため、素のJavaScript SDKは利用できません。そこで非公式ながらGAS用のSDKを開発中です。
これまでデータストアや会員管理(ログインのみ)に対応していましたが、今回はファイルダウンロードに対応しました。
GAS用SDKの使い方
GAS用SDKは 1yWnb7GfYsBCR-MZvi6r-TOYv_y-AV4le5P7kaG5B3iZ5VNnSk9Q55pSJ
で公開しています。ファイルダウンロードはバージョン28以降で利用してください。
初期化方法は次のようになります。
var application_key = "YOUR_APPLICATION_KEY"; var client_key = "YOUR_CLIENT_KEY"; var ncmb = NCMB.init(application_key, client_key);
ファイルダウンロード方法
ファイルダウンロードは ncmb.File.download
を使います。これはJavaScript SDKに似せています。
var blob = ncmb.File.download("python.png");
ダウンロードした画像をスプレッドシートに載せる
例えばこんな使い方ができます。ダウンロードした画像をスプレッドシートのセルに載せます。
var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet(); var sheet = ss.getSheets()[0]; sheet.insertImage(blob, 1, 1);
こうするとスプレッドシートのセルに画像が表示されます。
まとめ
セル内ではあまり大きな画像は載せられないようですが、Google Driveへバックアップしたり、CSVファイルを取り込んだりするのに使えるでしょう。