プッシュ通知を送信する場合、管理画面からビジュアル的に行う方法とAPI経由で送信する方法の二種類があります。一回送信するだけであれば管理画面から行うので十分ですが、自動化しようと思ったらAPI経由で行う方が効率的です。
サーバからプッシュ通知を送る場合、プログラミング言語は多彩に選択できます。今回は非公式ながらSDKがあるRubyを使った方法です。
SDKのインストール
Rubyのライブラリ管理として知られているBundlerを使います。まずGemfileを作成します。
source 'https://rubygems.org' gem 'ncmb-ruby-client'
そして bundle
コマンドを実行してライブラリをインストールします。これで準備完了です。
$ bundle
コードについて
初期化処理
まずアプリケーションキー、クライアントキーを使った初期化処理です。 applicationKey
および clientKey
はそれぞれ自分のものを適用してください。そして NCMB.initialize
を実行して初期化します。
require 'ncmb' NCMB.initialize( application_key: applicationKey, client_key: clientKey )
プッシュ通知の送信
プッシュ通知を送信する場合には NCMB::Push
を使います。配信条件をセットした後、save
メソッドで送信を実行します。
push = NCMB::Push.new push.immediateDeliveryFlag = true push.target = ['ios', 'android'] push.message = 'This is test message' if push.save puts 'Push save successful.' else puts 'Push save faild.' end
これでプッシュ通知が送信できます。
Ruby SDKは非公式なので注意してください。もし利用時に困ったことであったり、機能面でのリクエストがあればIssueにてご連絡ください。
NCMBMania/ncmb-ruby-client: A simple Ruby client for the Nifcloud mobile backend REST API