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KotlinでNCMBを使う:モジュールの削除方法

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AndroidではJavaの他、Kotlinも公式言語としてサポートされています。KotlinはJVM上で動作する静的な型付け言語で、言語体系がSwiftに似ています。そのため、Swiftに慣れた開発者であればすぐに習得できるかと思います(似ているので逆に戸惑う部分もあるのですが)。

今回はAndroid Studio 3系を使い、KotlinでNCMBを利用する方法を解説します。今回はSDKの削除方法です。

削除する場合について

もし何か理由があってNCMBをモジュールから外す場合には、基本的にSDKを登録した手順の逆を行っていきます。まずプロジェクトを右クリックしてOpen Module Settingsを開きます。

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そして左側のモジュールからNCMBを選んでマイナスボタンをクリックします。

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build.gradleの編集

基本的にはこれでOKなはずなのですが、Gradle Project Syncで Project with path ':NCMB' could not be found in project ':app'. というエラーが出る場合があります。その際には build.gradle を見てみてください。 dependencies の中にNCMBの記載が残っています。

implementation project(':NCMB')

この行を削除すればSDKを外せます。

再度SDKを登録しようとしてエラーが出る場合

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そしてもう一度SDKをインポートしようとして project already contains module with name NCMB というエラーが出ることがあります。この場合はプロジェクトルートにNCMBフォルダが残っていますので、手動で削除します。

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まとめ

あえてSDKを外すことはあまり多くありませんが、別なものと差し替えたりする際に削除してしまう場合もあるでしょう。それによって様々なエラーが頻発することになりますので、Gitなどによるバージョン管理をしつつ開発を行ってください。

中津川 篤司

中津川 篤司

NCMBエヴァンジェリスト。プログラマ、エンジニアとしていくつかの企業で働き、28歳のときに独立。 2004年、まだ情報が少なかったオープンソースソフトの技術ブログ「MOONGIFT」を開設し、毎日情報を発信している。2013年に法人化、ビジネスとエンジニアを結ぶDXエージェンシー「DevRel」活動をスタート。