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Excel用NCMBライブラリが日付、位置情報に対応しました

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ExcelからmBaaSを操作するライブラリを非公式で提供しています。データストアの操作が主な機能ですが、マスタメンテナンスには耐えられるようになっています。 そのExcel用NCMBライブラリが日付、位置情報に対応しました。

mBaaSは文字列や数字だけでなく、多数のデータフォーマットで保存できます。

  • 文字列
  • 数値
  • 真偽値
  • 日付
  • 配列
  • オブジェクト
  • 位置情報

今回はその内の位置情報と日付でのデータ保存に対応しました。他の形式には元々対応していましたので、これでmBaaSで扱う型はすべて利用できます。

日付の使い方

日付はVBAのDate型で指定してください。

Dim date1 As Date
date1 = "2018-08-01"
Dim dataItem As clsDataItem
Set dataItem = dataClass.newData
dataItem.Field "date", date1

位置情報

位置情報は clsGeoPoint を使ってください。

Dim geo As clsGeoPoint
Set geo = New clsGeoPoint

geo.latitude = 35.6580939
geo.longiture = 139.7413553
dataItem.Field "geo", geo

日付と位置情報は何が違うのか

日付や位置情報はデータの形式が他のものと異なります。日付は次のようになっていなければなりません。

{
  "__type": "Date",
  "iso": "YYYY-MM-DDTHH:mm:ss.sssZ"
}

位置情報のフォーマットは下記の通りです。

{
  "__type": "GeoPoint",
  "longitude": "「経度」",
  "latitude": "「緯度」"
}

ライブラリでは保存時にフォーマットの変換を行っています。

まとめ

ソースコードは goofmint/ncmb-excel: NCMBのExcel用クラスモジュールです。 にあります。認証とデータストアの操作くらいしか機能はありませんが、マスタメンテナンスなどであれば十分な機能になっています。ぜひお試しください。

中津川 篤司

中津川 篤司

NCMBエヴァンジェリスト。プログラマ、エンジニアとしていくつかの企業で働き、28歳のときに独立。 2004年、まだ情報が少なかったオープンソースソフトの技術ブログ「MOONGIFT」を開設し、毎日情報を発信している。2013年に法人化、ビジネスとエンジニアを結ぶDXエージェンシー「DevRel」活動をスタート。