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Google Apps Scriptでスクリプト機能の呼び出しに対応しました

Googleドライブ(スプレッドシートやドキュメント)は企業内でもよく使われているかと思います。そんな表計算ファイルなどを自動操作できるようにするGoogle Apps ScriptからmBaaSを操作できるライブラリを開発しています。

ニフティクラウド mobile backendには多数の機能がありますが、一足飛びにスクリプト機能の呼び出しに対応しました。これはなぜかというと、スクリプト機能の中ではJavaScript SDKが使えますので、細かな実装についてはすべてスクリプトの中で実行できるようになります。

認証やプッシュ通知作成など、現状足りていない機能についてはスクリプトを使って実現できます。

定期呼び出しもできます

Google Apps Scriptでは定期的に関数を呼び出すことができます。つまりこの機能を使えばCronのようなmBaaSの定期呼び出しが可能になります。最短単位は1分となっています。例えば5分ごとに機能を呼び出して、その結果をスプレッドシートなどに記録することができます。

使い方

使う際には 1yWnb7GfYsBCR-MZvi6r-TOYv_y-AV4le5P7kaG5B3iZ5VNnSk9Q55pSJ というIDでライブラリとしてNCMBをインポートしています(バージョン10以降で使えます)。これを次のように使います。こちらはGETの例。

var agent = "testAgent";
var result = ncmb.Script()
      .set({"user-agent": agent})
      .query({name: "Hello"}})
      .exec("GET", "hello.js");
Logger.log(result);

以下はPOSTの例。

var agent = "testAgent";
var result = ncmb.Script()
      .set({"user-agent": agent})
      .data({item: {name: "Hello"}})
      .exec("POST", "item.js");
Logger.log(result);

これだけでスクリプトを呼び出して機能を実行させられます。


特に便利なのが定期実行ではないでしょうか。スクリプトを呼び出すようにすればmBaaSの中で行いたい機能についてはほぼ何でもできるようになります。データをバックアップしたり、ステータス(ユーザ登録数など)を記録するのも良いでしょう。ぜひ活用してください。