mBaaSはサーバサイドの仕組みを置き換えるものですが、すべてサポートできるわけではありません。アプリの機能に特化した部分は別途作り込むというのはよくある話です。
先日We Are JavaScripters! @3rdで発表した資料をベースに、サーバサイドの開発にこそmBaaSが役立つという紹介をします。
サーバサイド開発は似た機能の実装が多い
アプリとの連携は特に顕著ですが、プロジェクトごとに似たような機能を開発しているというのは良く聞く話です。データをデータベースに保存する、写真やバイナリデータをファイルとして保存する、さらに認証などはどんなプロジェクトでも必要になります。
開発工数をmBaaSでぐっと下げる
自分たちですべてイチから開発している場合、アプリケーションの工数が大きくなります。
それをmBaaSとSDKを組み合わせることで認証やデータ保存に関するロジックを大幅に減らせるようになります。アプリケーション側のコードが減ると言うことは、開発工数が減るのはもちろんのこと、バグが減ったり、メンテナンスコストも低減できるようになります。
MongoDBのフロントとして使う
NCMBはバッグエンドにMongoDBを使っています。MongoDBはNode.js界隈などで有名なデータベースですが、運用がとても難しいことでも知られています。そこでNCMBを使うことでMongoDBを安定して運用できるようになるのです。
MongoDBは独自のプロトコルですが、NCMBはHTTPSで接続します。この違いはありますが、機能的には大きな違いはありません。MongoDBをSDK経由で、より扱いやすいオブジェクトとして操作できるようになります。
SDKを使う
現状、サーバサイドで使えるSDKとしてはNode.jsになるかと思います。コミュニティベースであればRubyやPHP(開発中)があります。これらのSDKを使うことで、NCMBをごく手軽に扱い始められるようになるでしょう。
NCMBを使えば信頼できるバックエンドシステムを無料(月200万APIアクセスまで)で手に入れられます。データベースを立てる必要もありません。サーバサイドで使えばアプリケーションキーなどが漏洩することなく使えます。ぜひサーバサイドの開発を高速化するためにNCMBを使ってみてください。