GitHubなどのリポジトリにプッシュすると自動的にテストが実行されて、その結果によってマージ可否が分かるのがCI(継続的インテグレーション)です。アプリの品質を維持するのに重要な役割を担っています。
今回はそんなCIをクラウドで提供するサービスを紹介します。
Bitrise - Mobile Continuous Integration and Delivery - iOS & Android Build Automation
iOS/AndroidのCIに特化したサービスです。1ヶ月200ビルド、1回のビルドが10分以内であれば無料で使えます。フレームワークとしてはiOS/Android/Xamarinもサポートしています。
Continuous Integration for iOS, Android, Cordova and Ionic - Greenhouse CI
Android/iOSに加えてCordova/Ionicもサポートしています。テストはAppiumやRobotium、XCTests、KIF、Espresso、Robolectricをサポートしています。月額45ドルからのサービスとなっています。
Continuous Integration and Delivery - CircleCI
ネイティブまたはハイブリッドアプリに対応しています。OSはAndroidまたはiOSとなっています。iOSビルドは有料からの対応で、5回/日までのビルドであれば月額39ドルとなっています。
Travis CI - Test and Deploy Your Code with Confidence
クラウドのCIサービスとしては最も有名ではないでしょうか。汎用的なCIサービスですが、Android/iOSもビルド対象に含まれています。Cordovaのビルドも行えるようです。
Wercker Home
Dockerを使ったCIになっており、Androidをサポートしています(iOSはサポートされていません)。スマートフォン専用という訳ではなく汎用的なCIです。
iOSのビルドを行うためにはmacOSを動かす必要があるため、若干費用がかかるのは致し方ないかも知れません。AndroidのみであればLinuxサーバが使えるので安価なCIサービスでも十分といえそうです。自分たちで立てる手もありますが、XcodeとOSのバージョンを固定したり、仮想環境を作ったりするのは手間がかかります。クラウドサービスならすぐにCIを開発ワークフローに組み込めるでしょう。