2016年末にmBaaSの管理画面が大きく変更されました。デザイン面もそうですが、幾つか新しい機能を追加しています。今回はデザイン面を中心に細かく紹介します。
カラーテーマ機能を追加しました
mBaaSではキーを変えるだけで開発、本番環境の切り替えができます。そのため、本番環境の管理画面なのかテスト環境なのかといった区別がつきづらいという声が良く聞かれていました。よくあるのはdevアプリ名、prodアプリ名といったアプリ名で区別する方法がありました。しかしこれでは幾つもアプリを管理していると分かりづらかったと思います。
そこでアプリ設定の中でカラーテーマを変更できるようにしました。用意されているのはブルー(デフォルト)、レッド、グリーン、ブラック、オレンジの5色になります。このカラーテーマを使うことで、本番環境はレッド、開発環境はグリーンと言った使い分けができます。顧客によって色分けもできるでしょう。
アプリ設定が右上に移動しました
これはデザイン上の変更ですが、これまで左下にあったアプリ設定が右上に移動しています。これは情報の意味合いが異なるためです。
さらに更新ボタンがそれまでの右上から左上に移動しています。
メニューの折りたたみができるようになりました
これまでダッシュボード、会員管理と言ったメニューが常に表示されていましたが、左側に折りたためるようになりました。これで作業範囲が広くなるので、ノートPCなどでもデータの確認がしやすくなります。
さらに会員管理やデータストアではクラス名一覧(またはロール一覧)部分も折りたためるようになりました。これで横に長いデータでも確認しやすくなります。
データの型が表示できるようになりました
データストアにおいて、型の表示機能が追加されました。これはオン、オフができます。文字列、数字、配列、日付、真偽値、オブジェクト、位置情報それぞれのアイコンがデータの左側に表示されるようになります。
データストアではカラム毎のデータ型というのを持たないため、文字列を入れているカラムの中に数字を入れることもできました。その結果として希望通りの検索ができないといった場合があり、デバッグを困難にしています。データ型が表示されることで正しい型でデータが入っているかどうか視認しやすくなったと思います。
絞り込み、ページネーション機能が上に移動しました
これまでデータストアでは絞り込み機能を一番下に表示していました。今回の変更で絞り込み機能を上に移動しましたので、よりアクセスしやすくなったかと思います。データをメンテナンスする上で便利な絞り込み機能ですが、場所が気付きづらいために利用度合いが低かったと思います。ぜひお使いください。
REST APIツールが追加されました
REST APIを使ってmBaaSの操作を確認できるREST APIツールが追加されました。この機能については別途細かく紹介します。
大きくがらっと変えたわけではありませんので、これまでの使い勝手は維持されているかと思います。そんな中でさらに便利に使えるよう改善を行いました。皆さんのアプリ開発がよりスムーズになるよう、今後も改善を重ねていきます!