アプリで新規事業を立ち上げた!前編~株式会社神戸デジタル・ラボ様導入事例~で新規ビジネスの立ち上げにフォーカスしてご紹介した「yukiyama」アプリの後編に当たる記事です。後編では前編でご紹介できなかった「yukiyama」におけるニフティクラウド mobile backend(以下mBaaS)の具体的な活用方法を紹介したいと思います。前編ではインタビュー形式でしたが、後編は機能についての解説という形でご紹介いたします。
「yukiyama」の機能とその実装方法
グループチャット
グループチャット機能は、チャットのトーク文をデータストアで管理しています。トーク文のレコードにグループ、投稿者に紐付けるためのポインタを持たせています。また、グループには所属メンバーのユーザー情報をリレーションで紐付けています。新たな投稿があった場合に、グループを検索し、所属するユーザーを絞り込み、プッシュ通知を配信しています。
スキー場のマップ表示、施設案内
スキー場のマップや場内の各施設(リフトなど)情報の画像などはファイルストアで管理しています。施設情報はデータストアで位置情報と紐付けて保存しているので、位置情報検索で絞り込み引き出しています。例えば上記画像内の「リフト」マークをタップすると、リフトの画像などが表示できます。
スキー場スタッフ用入力画面
利用機能:RESTAPI
スキー場のマップやスキー場内の施設の画像や位置情報などをmBaaSに保存するためのCMSのようなWebアプリも作られています。Webアプリから自前のサーバー環境にアクセスし、そこからRESTAPIを利用しています。
アバター管理
利用機能:会員管理
アバターの服装・顔・髪型などの情報はメタ情報の形で会員管理に保存されています。アプリ側にメタ情報と紐付く画像を保持しておき、会員管理から引き出したメタ情報と突合させてアプリ側でアバターを生成する仕組みを作られています。このように会員の情報と任意のデータを紐付ける方法はmBaaSのブログでも紹介していますのでそちらもご参照ください。
会員登録・ログイン
会員登録ではメール認証を使っているほか、Facebook、Twitter、GoogleなどmBaaSで提供しているSNS連携を全て利用しています。今までSNS連携のようなC向けの会員管理を作られたことがなかったので、その部分の開発工数の削減は非常に効果が高かったようです。
特に感じたメリット
神戸デジタル・ラボ様では大きく分けて以下の2つの機能にメリットを感じていただけたようです。
プッシュ通知
グループ配信やiOS、Androidの同時管理にメリットを感じていただけたようです。個人でも作られたことがあり、全体配信までは開発できたそうですが、グループ配信の実装は煩雑で開発されなかったご経験もあるので大きなメリットと感じでいただけました。
会員管理
業務でBtoBの会員管理はつくられたご経験があったそうですが、SNS連携といったC向けの機能はご経験が無かったそうです。mBaaSを使うことで開発後のテストまで含めて作業を削減できたのは効果が大きかったそうです。
まとめ
神戸デジタル・ラボ様はmBaaSの開発パートナーで、mBaaSへの知見もかなり深くお持ちです。またMonacaの開発パートナーでもあり、両ツールを使った開発のエキスパートです。もし、スマホアプリ開発で悩まれている方がいらっしゃいましたら一度ご相談されてみませんか?ご相談の際は下記よりご連絡ください!