mBaaSではエクスポート機能を提供しています。これにより、バックアップを取ったり、万一の際のデータの待避先として利用できます。
ほぼすべてのデータがアウトプットされますが、一部データについてはエクスポートされませんのでご注意ください。今回はその相違を紹介します。
エクスポートされるデータ
会員管理
ユーザ名、パスワード(暗号化されていますので読めません)も含めてすべてエクスポートされます。ファイル名は user.json です。
ロールはrole.jsonとしてエクスポートされます。
データストア
すべてのデータがエクスポートされます。クラス名.jsonというファイル名で出力されています。
デバイストークンは installation.json になります。
プッシュ通知
作成したプッシュ通知のデータは push.json としてエクスポートされます。(開封通知情報以外)
エクスポートされないデータ
プッシュ通知
開封通知情報はエクスポートされません。
ファイルストア
ファイルストア全体がエクスポートされません。別途ファイルをダウンロードする必要があります。
スクリプト
スクリプトもエクスポートされません。
アプリケーションの設定
個々のアプリケーション設定もエクスポート対象外です。設定をバックアップすると言った利用はできないのでご注意ください。
ファイルストアを活用されている方は間違ってファイルを削除してしまったりすることがないよう、別途ダウンロードする仕組みを用意した方が良さそうです。データストアを使っている場合はエクスポート機能でバックアップは十分でしょう。
エクスポートはアプリ設定からいつでも行えます。万一の際に備えて定期的に行っておくと良いでしょう。