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Androidアプリ開発!mBaaSでアプリにプッシュ通知を組み込もう!

こんにちは!新入社員の平出です!

皆さん、Androidアプリ開発してますか!?せっかく開発したアプリ、もっと多く使ってもらいたいですよね。その手段の一つとしてプッシュ通知があるのはご存知でしょうか?また、プッシュ通知は組み込んでみたいけど、実装が大変そうだなと思っていないでしょうか?そうした、メンドクサさを省いてくれるサービスがあるんです!それがニフティクラウドmobile backendというクラウドサービスです。今回はニフティクラウドmobile backendを使ってAndroidアプリへプッシュ通知を組み込むサンプルアプリを作りました。こちらを用いて、チュートリアル形式でプッュ通知の組み込みが体験できます!ぜひ、試してみてください!

ニフティクラウドmobile backendとは?

about_mBaaS ニフティクラウドmobile backendとは、mBaaS(mobile backend as a Service)と呼ばれるクラウドサービスで、スマートフォンアプリでよく利用される汎用的な機能をクラウドから提供するサービスです。

クラウド上に用意された機能をAPIで呼び出すだけで利用できるので、サーバー開発・運用不要でよりリッチなバックエンド機能をアプリに実装することができます。 ここからはニフティクラウドmobile backendではなくmBaaSと呼ばせていただきます。Android SDKも用意しており、Androidからも簡単に利用できます。

今回の概要

android_push_overview

mBaaSのプッシュ通知機能は、Googleが提供しているCloud Messaging(以下、GCM)と連携することで、通知の配信を行っています。

このことを踏まえて、5つの手順で進めて行きたいと思います。

  1. 事前準備(GCMの設定)
  2. mBaaSでAPIキー取得
  3. サンプルプロジェクトにAPIキーを設定
  4. 動作確認

尚、今回は下記内容にて動作確認をしています。

  • Windows 7 Professional
  • Android Studio v2.1.2(※2016/06 時点での最新バージョン)
  • Android ver 4x,5x

それでは、早速始めましょう!

1.事前準備

まずはGoogle Cloud Platform にログインしてGCMを利用するためのプロジェクトを作成し、APIキー(認証用の鍵)を発行します。

android_authentication1 android_authentication2 android_authentication3

プロジェクトコードの確認をします。

android_authentication4

GCMの有効化の設定をします。

android_authentication5

事前準備は以上です!

2.mBaaSでAPIキー取得

まずはmBaaSの会員登録(無料)します。登録が完了してログインをすると、下図のように「アプリの新規作成」画面が出るのでアプリを作成します。

android_push_api

アプリを作成すると下図のような画面になります。この2種類のAPIキー(アプリケーションキーとクライアントキー)はAndroid Studioで作成するAndroidアプリにmBaaSを紐付けるために使用します。

android_push_api

4.動作確認した時にinstallationクラス(端末情報)が保存される場所も今のうちに確認しておきましょう。

そうしたら、プッシュ通知を許可するために、mBaaS上で左メニューからアプリ設定→プッシュ通知の順で設定を行いましょう。ここで、先ほどGCMで取得したAPIキーを設定して保存します。

android_api2

3.サンプルプロジェクトにAPIキーを設定

GitHubにアクセスしてサンプルプロジェクトをダウンロードしましょう。buttonボタンをクリックして、さらにbuttonボタンをクリックしてダウンロードします。ダウンロードが完了したら、Android Studioを開き、解凍したプロジェクトを選択して開きます。

android_api3

「MainActivity.java」を開いてAPIキーの設定を行いましょう。

android_api4

先ほどmBaaSのダッシュボード上で確認したAPIキーを貼り付けます。

android_api5

それぞれ「YOUR_NCMB_APPLICATION_KEY」と「YOUR_NCMB_CLIENT_KEY」の部分を書き換えます。この時、ダブルクォーテーション(")を消さないように注意してください!書き換えたらファイルを保存しておきましょう。

次にGCMからsender ID(作成されたプロジェクトの後につく番号(#以降))を設定します。

android_api6

ANDROID_SENDER_ID」の部分を書き換えます。この時も、ダブルクォーテーション(")を消さないように注意してください!

以上でAPI設定は終了です!後は動作確認を行って実際にプッシュ通知を体験しましょう!

4.動作確認

インストールしたアプリを起動します。(プッシュ通知の許可を求めるアラードが出たら、必ず許可してください!)

android_check

起動されたらこの時点でAndroid端末はレジスタレーションIDが取得されます。mBaaSのダッシュボードから「データストア (installationクラス(端末情報))」を確認してみましょう!

android_check2

確認ができたら端末側で起動したアプリは一度閉じて、実際にプッシュ通知を送ってみましょう!mBaaSのダッシュボードで「プッシュ通知」>「+新しいプッシュ通知」をクリックします。プッシュ通知のフォームが開かれるので、必要な項目を入力してプッシュ通知を作成します。

android_check3

Android端末からプッシュ通知を確認しましょう!少し待つとプッシュ通知が届きます!

android_check4

mBaaSのダッシュボードからもプッシュ通知結果を確認できます。

android_check5

以上で動作確認は終了となります!

クーポン配信もお手の物

プッシュ通知の設定いかがだったでしょうか?mBaaSを使えば簡単に設定できることが分かっていただけたと思います!また、mBaaSではリッチプッシュやセグメントの設定もできるのでクーポン配信も可能です!ぜひそちらのドキュメントもご覧ください!最後までお読みいただきありがとうございました!

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