各社がスマートフォンアプリを開発、提供していますがその提供スタイルは大きく分けて二つに分かれます。一つはこれ!と決めた高機能アプリ一本を磨き上げて更新していくケース、もう一つはカジュアルなアプリを次々とリリースしていくタイプです。
映画やイベントなどのアプリは後者に属するでしょう。流行り廃りの大きいアプリ界隈では開発に時間をかけず、矢継ぎ早なリリースが望まれることが多いようです。もちろんその中でメガヒットが生まれれば、それにフォーカスしてサービスを育てていくというのも良いでしょう。
今回は小さなアプリをリリースしていくタイプでのニフティクラウド mobile backendが役立つケースを紹介します。
一般的なアプリ/サーバ構成
サーバサイドの仕組みを使ったアプリの場合、簡略化すると次のような形になります。
スマートフォンがAPIサーバに接続し、APIサーバがDBサーバからデータを取得してスマートフォンに返却します。
アプリを追加
もしもう一つアプリをリリースしたらどうなるでしょうか。
開発にあまり時間をかけられない状況では、サーバをそのままコピーして使うのが一番簡単です。おそらくこうやってサービスAとサービスBに分かれて運用されるでしょう。
さらにアプリを追加!
さらにアプリを2つ作るとどうなるでしょう。もちろん次の図のようになります。
ここまでくると大変です。サーバのセキュリティパッチを当てたり、同じシステムで動いていても一つをバージョンアップしたら、他のサーバにも反映しなければなりません。もしサービスDにだけ独自の機能を追加したりすれば、常にその差分を気にしなければならなくなります。この運用負荷はとても大きいです。
ニフティクラウド mobile backendで一元管理
これをニフティクラウド mobile backendに置き換えたのが次の図になります。
スマートフォンからのアクセス先はすべて同じニフティクラウド mobile backendのサーバになります。クラウドサービスなのでバックエンドの構成はもちろん、フロントの負荷は気にする必要がありません。
さらにアプリごとにニフティクラウド mobile backend上でもアプリが作成できますのでデータは分離して管理されます。自社はもちろん、クライアント向けに多数作っているアプリのデータ管理にも良いのではないでしょうか。
一つの大きなアプリをニフティクラウド mobile backendで管理するのも良いですが、小さなアプリをたくさん作っている時に、そのデータ管理一元化にニフティクラウド mobile backendを使ってみるのもまたおすすめです!二つくらいアプリを作ったら、データの一元化を考えてみても良さそうです。