社内で大活躍しているのがMicrosoft Office系のソフトウェアでしょう。特に日本の業務で使われているのがExcelです。社内には膨大な数のマクロに溢れていることでしょう。
そこでmBaaSもExcelから使えるようになれば便利なはずです。そのためのクラスモジュール、NCMB for Excelにデータストア更新および削除機能を追加しました。
使用例
コードは次のように記述します。
更新
Dim dataItem As clsDataItem Set dataItem = dataClass.newData dataItem.Field "message", "Hello World" If dataItem.Save() Then Debug.Print ("登録しました") Else Debug.Print ("登録失敗") End If dataItem.Field "message", "Update!" If dataItem.Save() Then Debug.Print ("更新しました") Else Debug.Print ("更新失敗") End If
削除
If dataItem.Delete() Then Debug.Print ("削除しました") Else Debug.Print ("削除失敗") End If
なるべくJavaScript SDKに合わせた実装になっています。Saveメソッド自体はデータ登録時と共通でobjectIdの有無で新規登録と更新を処理分けしています。Deleteは成功した時にTrueが返ってくるだけの簡単な実装です。
使い方
コードはgoofmint/ncmb-excel: NCMBのExcel用クラスモジュールです。にアップロードしてあります。Excelファイルをvbacでファイル化していますので、同様にバイナリ化(コンバイン)すれば使えるはずです。ライセンスはMIT Licenseとなっています。
最後に
これでデータストアのCRUD操作が可能になりました。保存できるデータ形式はまだ限られますが、Excelからでも簡単なデータメンテナンスはできるようになっています。ぜひお使いください!